DeNA、2011年3月期は営業益163%増の560億円-ソーシャルゲームの課金売上が伸びる

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が4月28日に発表した2011年3月期の連結業績は、売上高1127億円(前期比134.3%増)、営業利益560億円(同163.8%増)、経常利益562億円(同161.4%増)、当期純利益316億円(同177.9%増)だった。

 

 

同社では、「Mobage」で提供しているソーシャルゲームのタイトル数の増加や、テレビコマーシャルを中心とした積極的な広告宣伝活動などの結果、ソーシャルゲームのアイテム課金売上が順調に増加した、としている。

利益面では、収益性の高いゲーム関連売上の拡大により、広告宣伝費や事業拡大に伴う支払手数料、人件費などの増加を吸収し、売上高、利益は過去最高を更新したという。

なお、米国ngmoco,買収に伴うのれん代として、255億10000万円を無形固定資産に計上したとのこと。のれんの償却は、2012年3月期より12年で行う方針。

 

■各事業セグメント別の状況

・「ソーシャルメディア事業」は、売上高971億円(前期比196%増)、営業利益537億円(同190.6%増)だった。同社の営業利益の90%以上を稼いでいる。2011年3月末時点での「Mobage」の会員数は、前期比901万人増の2714万人と大幅に増加した。30代以上の会員の獲得割合が増加しているという。デベロッパーは、前期末時点で317社で、タイトル数は869タイトル。「Yaboo!Mobage」は92社・157タイトルだった。

このほか、「EC事業」は、売上高135億円(同0.9%増)、営業利益47億円(同8.0%増)で、「その他事業」は、売上高19億円(同3.4%増)、営業利益0.62億円(黒字転換9だった。

  

2012年3月期の通期予想については、信頼性の高い業績予想数値を出すことが困難なため、第1四半期(4月~6月期)のみを開示している。同社では、売上高330億円、営業利益133億円、経常利益133億円、四半期純利益76億円を見込んでいる。

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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