【3分でわかる】『ダービーインパクト』の要点と簡易分析

■コンテンツ名『ダービーインパクト』 ■デベロッパー名:Ateam Inc. ■カテゴリ: スポーツ ゲーム(Google Play) / ゲーム(App Store) ※今回はAndoroid版の分析になります。       基本ループ     【概要】 ・オーナーとして競走馬の生産・育成・レースに挑む、育成シミュレーションゲーム ・騎手・馬・競馬場・レース名全て実名を使用 →『ディープインパクト』や『サンデーサイレンス』などの実在馬も100頭以上が登場 ・馬にはコンディション、特性、脚質があり、それに合わせて様々な調教コースで鍛えていく ・成長には育成期、全盛期、衰退期がある ・馬は配合させることが可能で、自分だけの血統を作ることが可能 ・ゲーム内では1ヶ月ずつ時間が進行していく ・他プレイヤーとリアルタイムのオンラインレースで競うことができる ・レースで勝利すると賞金を獲得できる ・レースシーンではテレビ中継のようなオートカメラと、プレイヤーが様々なアングルに切り替えることができるマニュアル操作の選択が可能 ・行動を行うと行動ポイントを消費(5分で1回復) ・映像はフル3Dグラフィック   ■状況 リリース一ヵ月でGoogle play/App Storeの売り上げランキング 30位前後に入る人気コンテンツです。 ※ 2013年6月下旬時点 ・今年2013年5月23日にAndroid版をリリースし、課金開始は6月5日から約7日間で売り上げランキング21位を獲得しています。▼関連記事     【所感】 フル3Dグラフィックがとても奇麗で、TVのような実況を合わせることでレースのクオリティがかなり高くなっています。配合の機能も奥深く、系統や因子を上手く引き継ぎ、自分だけのオリジナル競走馬を作るところも楽しむことができます。また、育てた馬がいつまでも現役でいれる訳ではないので「生産→育成」のループが自然で、飽きさせないようになっています。 他プレイヤーとのリアルタイムのレースバトルも、5分おきに開催されており、通信による待ち時間も殆ど感じなくストレスがありませんでした。ただし有料のアイテムが無いと馬の調教の効率が悪く、特にコンディションや疲労度合いにより勝敗が大きく左右されるようなので、無課金プレイヤーには少し厳しいように感じました。しかし、それだけ課金ポイントは多く、次の世代の馬に能力を引き継いでいくことを考えると、課金アイテムに手が出てしまいます。レース系のゲームで売り上げランキングの上位に入る確かなクオリティと、課金による満足度の演出等、様々な作り込みが施されていると感じました。   【メインコンテンツ】 ■育成 ・厩舎(左)&牧場(右)で育成 厩舎…競走馬を育成する場所です 牧場…繁殖牝馬と仔馬を育成する場所です     左から競走馬/繁殖牝馬/仔馬 競争馬…調教を行いレースで賞金を稼ぎます 繁殖牝馬…種牝馬と種付けを行い仔馬を出産します。 仔馬…仔馬は生まれてから32ヶ月後に入厩出来るようになります。   ・育成の流れ 「調教」で馬を強く成長させて、「レース」で賞金を稼ぎます。   【優良ポイント】 ①レース / VSレース グラフィックも奇麗で、TV中継のような実況により、リアルさと緊張感があります。特に「REPLAY」を確認するような僅差で競り勝った際には嬉しさも増します。 また、全国の他プレイヤーとリアルタイムでレースが出来るのも醍醐味です。馬のコンディションや、コース、天候により勝敗が左右され、ステータスの高い馬が確実に勝てる訳ではないので、多少レベルの差があっても楽しむことが出来ます。     ②配合 自分で好きな系統を作ることができ、因子も引き継ぐことができるので、やり込める要素になります。また系統と因子を気にすると、良い種牝馬が必要になるので、ガチャを回すきっかけにもなります。   【コンテンツ内 集客施策確認】 ①新規獲得 ■有効手段:友人招待施策(訴求) アプリ紹介ページ最適化 ユーザーレビュー訴求 等 ・友人招待キャンペーン →招待した人数に応じたインセンティブを付与。 ・Twitter&Facebookキャンペーン →Twitter、Facebookに投稿で1日1回インセンティブをプレゼント。※期間限定 インセンティブは本来有料の回復アイテムです。毎日獲得することにより、かなり効率的にゲームを進めることができます。 ② 継続 ■有効手段:ログインボーナス(デイリー/マンスリー)無料ガチャ等※イベント除く ・ログインボーナス、連続ログインボーナス、チュートリアルTOPボーナス、 期間限定のログインボーナス、無料ガチャ(1日1回)の実施。 ③ 呼び戻し ■有効手段:プッシュ通知 等 ・プッシュ通知機能は確認できましたが、プレイ期間に通知はありませんでした。 →今後実施していくと思われます。 ▼コンテンツ内の集客施策に関しましては、色々な施策を実施されています。   ■筆者 壱岐 信人(いきまこと) 国内初のネイティブソーシャルゲームに特化した集客スタジオ、 株式会社AppBroadCastネイティブアプリマネージャー。 エンタメ業界を中心に様々なWebサービスのディレクションを経験。 現在はプレイアビリティ分析を通じたアプローチから、ゲーム集客支援を手掛ける AppBroadCastコーポレートWEB:http://appbroadcast.jp Facebookアカウント:https://ja-jp.facebook.com/people/Makoto-Iki/100005686534507 分析レポートに関するお問い合わせ:http://www.appbroadcast.jp/info#!info/ccft 毎週お届けする注目タイトルの「プレイアビリティ分析レポート」も販売中。 詳しくはこちらまでお問い合わせください info@appbroadcast.jp
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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