クリーク・アンド・リバー社<4763>は、本日(7月4日)、第1四半期(2~5月期)の連結決算を発表し、売上高49億8400万円(前年同期比15.0%増)、営業利益3億9400万円(同125.1%増)経常利益3億9500万円(同124.7%増)、四半期純利益2億0900万円(同172.9%増)と大幅な増益を達成した。第1四半期として過去最高の業績となった。
同社では、クリエイター、医師、ITエンジニア、弁護士、会計士など専門的な能力を有するプロフェッショナルへのニーズは旺盛で、事業が堅調に推移したことが主な要因としている。事業セグメントの状況は以下のとおり。
(1)クリエイティブ分野(日本) は、売上高29億9800万円(同11.2%増)だった。映像・TV・映像技術関連分野では、同社が企画・制作協力を担当する番組が増加するなどなど順調に拡大した。ゲーム分野では、コンシューマー、アミューズメント、ソーシャル分野のクリエイター需要増に対し、『ファミ通.com』内にゲーム業界に特化した求人情報カテゴリ「ファミキャリ!」を公開した。
(2)クリエイティブ分野(韓国)は、売上高7億0500万円(同29.8%増)だった。韓国子会社では、TV・映像分野におけるクリエイターの派遣事業が順調に伸長したものの、企業規模拡大に伴う社会保険料負担の増加などの影響で収益性が低下した。
(3)医療分野は、売上高7億1200万円(同63.9%増)だった。全国各地での慢性的な医師不足、地域的偏在を背景に、各医療機関からの医師へのニーズは高く、医師の紹介事業が順調に伸長した。
(4)その他の事業は、売上高5億6700万円(同13.6%減)だった。前期受注した大型開発案件の終了に伴い売上高が減少したが、不採算案件の見直しにより、収益性の改善を目指している。弁護士の紹介事業が順調に伸長したほか、会計・経理人材の派遣事業も拡大した。
■2014年6月期の見通し
2014年2月期は、売上高200億円(前期比5.3%増)、営業利益12億円(同14.7%増)、経常利益12億円(同10.2%増)、当期純利益5億5000万円(同16.7%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 設立
- 1990年3月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 井川 幸広/代表取締役社長COO 黒崎 淳
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高497億9900万円、営業利益41億300万円、経常利益41億3700万円、最終利益26億5800万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4763