バンダイナムコホールディングス<7832>は、本日(8月2日)、第1四半期(4-6月期)の連結決算を発表し、売上高1058億6700万円(前年同期比2.6%減)、営業利益133億4700万円(同17.4%減)、経常利益144億3800万円(同12.4%減)、四半期純利益95億0800万円(同7.0%減)となり、減収減益となった。
玩具を中心とするトイ・ホビー事業が減収減益となったことに加え、アミューズメント施設事業で赤字となったことが影響した。またゲームを中心とするコンテンツ事業も営業減益となった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■トイ・ホビー事業は、売上高370億3400万円(同7.3%減)、セグメント利益19億1300万円(同51.6%減)だった。「獣電戦隊キョウリュウジャー」や「ドキドキ!プリキュア」などの定番キャラクターや、女児向け新規キャラクター「アイカツ!」の商材が、各事業を横断する展開により好調に推移した。ただし、円安に伴う原価増により粗利率が低下した。
■コンテンツ事業は、売上高570億5100万円(同0.1%増)、セグメント利益120億9200万円(同2.2%減)だった。家庭用ゲームソフトでは、「ガンダムブレイカー」に加え、「太鼓の達人」シリーズや「ドラゴンボール」シリーズなど複数タイトルのリピート販売が好調に推移した。また、海外では北米で大型タイトルの発売があった前年同期に及ばなかった。
ソーシャルゲームについては、「ワンピースグランドコレクション」や「機動戦士ガンダム」シリーズ、「アイドルマスター」シリーズなどのソーシャルゲームに加え、「機動戦士ガンダム」シリーズのオンラインゲームが安定的に推移し業績に貢献した。
■アミューズメント施設事業は、売上高129億5000万円(同6.8%減)、セグメント損益7億0500万円の赤字(前年同期600万円の黒字)だった。国内において、ショッピングセンター内のキャラクターの世界観を体感できる差異化された店舗を中心に堅調に推移したものの、既存店売上高は93.4%ととどまった。
■2014年3月期の見通し
2014年3月期は、売上高4800億円(前期比1.5%減)、営業利益400億円(同17.8%減)、経常利益405億円(同19.0%減)、当期純利益260億円(同19.7%減)を見込む。従来予想に比べて、経常利益のみ5億円増額修正している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
- 設立
- 1955年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 宇田川 南欧
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)