セプテーニHD、第2四半期業績は経常益11%増-ネット広告の伸びと営業外費用の減少で

セプテーニ・ホールディングス<4293>が本日(5月6日)に発表した第2四半期累計(2010年10月~2011年3月期)の連結業績は、売上高177億8600万円(前期比9.5%増)、営業利益5億8400万円(同6.5%増)、経常利益5億6300万円(同11.5%増)、四半期純利益2億9300万円(同27.0%増)だった。 同社では、ネット広告事業を中心に堅調に推移したことに加え、持分法投資損失など営業外費用が前年同期比でマイナスにすることができたことが主な要因としている。セグメント別の状況は以下のとおり。   ■セグメント別の状況 主力のネット広告事業は、モバイル広告など成長分野を中心に業容を拡大させたほか、競争力強化のための人材獲得にも積極的に取り組んだ。売上高は150億7800万円(前年同期比11.6%増)、営業利益は5億6200万円(同1.2%減)だった。 コンテンツ事業では、電子書籍を中心するスマートフォン向けコンテンツが堅調に推移したが、従来型携帯電話向けの既存コンテンツは縮小傾向が続いたとのこと。売上高は6億4400万円(同12.2%減)、営業利益は2900万円(同10.2%減)だった。 このほか、テクノロジー事業は売上高3億5700万円(同2.0%増)、営業利益6600万円(同26.5%減)、DM事業が売上高11億8800万円(同2.8%増)、営業利益8200万円(同20.6%減)だった。コマース事業は、売上高5億6100万円(同0.3%増)、営業利益800万円(前年同期38百万円の赤字)だった。   ■9月通期の見通し 9月通期は、売上高350億円(前期比7.2%増)、営業利益12億円(同9.3%増)、経常利益11億5000万円(同12.3%増)、当期純利益7億円(同28.3%増)を見込む。従来予想からは修正はなし。