GMO、Gゲーで主導権を狙い投資を加速 大和証券「STOCK NEWS」

 大和証券投資情報部は、1月13日日付けの「STOCK NEWS」で、GMOインターネット(GMO)<9449>を取り上げている。  GMOは、WEBインフラ・EC事業、インターネットメディア事業、インターネット証券事業を展開している。特にWEBインフラ・EC事業では、中小企業を主要顧客としており、主にネット関係のインフラなどを提供している。他方、メディア事業は、ユーザーにブログサービスを貸し出し、メディアとして構築し、広告枠を販売している。  2010年1-9月期の連結業績は、売上高306億円(7%増)、営業利益は38億円(8%増)だった。決算発表と同時に、12月通期予想について、売上高を420億円から440億円に、営業利益を52億円から56億円に上方修正するなど、足元の業績は良好に推移している。上方修正の理由は、クリック証券を子会社化したため。  また、GMOの今後の注目点として、大和証券では、「@GMOゲームセンター(Gゲー)」をあげている。これは、Android端末向けのゲーム配信を後押しするプロジェクト。開発者は、開発支援ツールや、安心してゲームを提供できるよう海賊版防止機能、課金手段、国際対応支援などを受けることができるという。  大和証券では、この「Gゲー」について、他のプラットフォームに比べて機能的に優れていることもあり、開発者だけでなく、利用者にとっても質の高いゲームを購入、利用できるとし、利用者や開発者とのウィンーウィンの関係が構築できる仕組みと高く評価しているようだ。「Gゲー」では2011年1月時点で、すでに20タイトルを提供しており、3月までに約300タイトルまで増やす方針だという。