ソーシャルゲーム情報の1週間を振り返る(5月2日~5月6日)

5月2日~5月6日のソーシャルゲーム情報を振り返りたい。連休ということもあって、タイトルリリースの少ない一週間であったが、その割に決算発表が多かった。   [5月2日] バタフライ、「モバ7」で「会員登録400万人カウントダウンキャンペーン」開催 バタフライは、「Mobage」でサービス中のパチンコ・パチスロ総合ポータルサービス「モバ7」で、「会員登録400万人カウントダウンキャンペーン」を開始した。2009年11月開始から550日程度での記録達成になる。「Mobage」というプラットフォーム上に、シミュレーターアプリのプラットフォームを展開するという点が特徴で、多くのユーザーを集めるのに成功している。   バタフライ、「Mobage」で「頭文字D」の配信開始-”公道最速”を目指せ! バタフライは同日、「Mobage」で「頭文字D(イニシャルディー)」の配信も開始した。根強い人気を誇るコミックが題材となっており、こちらも人気になりそうだ。   [5月3日] アカツキ、「GREE」で『絆のファンタジア』の配信開始 アカツキは、フィーチャフォン版「GREE」で『絆のファンタジア』の配信を開始した。ギルドバトル系のアプリだが、難しすぎない程度のアクション性があるだけでなく、他のユーザーとも無理なくギルドを組めるなど、色々と配慮の効いたアプリという印象を受けた。個人的に注目している。   [5月4日] TRC、スマートフォン版「GREE」で7タイトルの配信開始-フィーチャフォン版とも連動 TRCは、フィーチャフォン版「GREE」で配信中の7タイトルのスマートフォン対応を行った。いずれもWEBアプリとして提供されている。スマートフォンのソーシャルアプリについては当面、WEBアプリが先行する展開が続くものと思われる。4月中旬から一気にリリースを行ったようだ。   [5月5日] GMS、スマートフォン版『大争奪!!レジェンドカード』の提供開始 GMSが先日リリースした『大争奪!!レジェンドカード』のスマートフォン対応を行った。業界関係者の反応を見ると、やはり対応の早さに驚きの声が多かったように思われる。現在、76万人を超えるユーザーが登録している模様で、「Mobage」のランキングでも9位につけているほどの人気だ。100万人達成までそれほどの時間はかからないだろう。   [5月6日] ジーモード、2011年3月期は売上高2%増-ソーシャルゲームの売上高は急拡大 ジーモード、ソーシャルゲームの四半期売上は2億円に拡大-今後は収益性とスマホに重点 ジー・モード<2333>が5月6日に決算発表を行った。終わった期は、58%超の経常減益となったものの、足元では、ソーシャルゲームの売り上げが急速に伸びているだけでなく、スマートフォンへの対応を進める方針を明らかにするなど、今後の展望が明確になったように思われる。中期的には、公式サイトで収益を確保しつつ、キャリアマーケットでのスマートフォンアプリと、ソーシャルゲームを提供して今後の収益源として育てていくという形になるのだろうか。