バンダイナムコエンターテインメント、24年3月期決算は売上高12%減の2542億円、営業益69%減の133億円と減収・大幅減益
バンダイナムコエンターテインメントの2024年3月期の決算は、売上高2542億4100万円(前の期比12.2%減)、営業利益133億9800万円(同69.8%減)、経常利益110億5900万円(同77.5%減)、最終利益59億8100万円(同83.1%減)だった。
・売上高:2542億4100万円(同12.2%減)
・営業利益:133億9800万円(同69.8%減)
・経常利益:110億5900万円(同77.5%減)
・最終利益:59億8100万円(同83.1%減)
同社は、バンダイナムコグループにおいて、バンダイやBANDAI SPIRITSと並ぶ中核企業。IP(キャラクターなどの知的財産)を軸に、家庭用ゲーム、ネットワークコンテンツ、アソビエンターテインメントを提供している。
同社に該当しない項目も膨れ混ている可能性があるが、以下、バンダイナムコホールディングス<7832>の決算記事のデジタル事業の記載から抜粋する。
ネットワークコンテンツにおいて、「DRAGON BALL」シリーズや「ONE PIECE」等の主力アプリタイトルがユーザーに向けた継続的な施策により国内外で引き続き安定的に推移する一方、オンラインゲームの新作タイトルが計画を大幅に下回った。
家庭用ゲームにおいては、ワールドワイド向けの新作タイトル「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」、「鉄拳8」等が人気となった。家庭用ゲーム全体では、既存タイトルについては「ELDEN RING」のリピート販売が大きく貢献した前年同期とのプロダクトミックスの違いが業績に影響した。
なお、デジタル事業においては、今期投入したオンラインゲームの新作タイトル等に関わる評価損に加え、次期中期計画を見据えタイトル編成の見直しを行ったことによる処分損を計上した。今後は、バランスの取れた最適なタイトルポートフォリオの構築、開発体制の強化を行うとともに、クオリティを重視したファンの期待に応えるタイトル開発を強化していく。
業績推移は以下のとおり。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
- 設立
- 1955年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 宇田川 南欧
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)