セグメント別の業績は以下の通り。
(1)メディア事業:売上高は14,959百万円(前期比15.1%増)、営業利益898百万円(前期比13.9%増)。「それいけ!アンパンマン」など継続番組の他、シリーズ化された「這いよれ!ニャル子さんW」「ふたりはミルキィホームズ」、共同原作によるオリジナル作品「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」や、「はたらく魔王さま!」など新作アニメ番組をプロデュースした。グループ全体での制作出資作品数は前期の14作品から21作品に、取扱を含めたプロデュース作品数も16作品から22作品に伸び、中核のアニメ作品プロデュース事業が順調に推移した。また、「ガンダム」シリーズのソーシャルゲーム・遊技機に関連する広告収入も大きく増えた。
(2)ライツ事業:売上高は4,900百万円(前期比22.8%増)、営業利益2,398百万円(前期比20.7%増)。 「ガンダム」シリーズは、既存の商品カテゴリーが堅調に推移したことに加え、ソーシャルゲームが年間を通じて好調を維持し、版権収入が増加した。 「ガンダム」シリーズ以外も、「カードファイト!!ヴァンガード」「花咲くいろは」「ゆるゆり」「這いよれ!ニャル子さん」「スーパーロボット大戦OG」などにかかわる版権収入が増加した。
(3)スポーツ事業:売上高は884百万円(前期比24.0%減)、営業利益81百万円(前期比10.2%増)。協賛スポンサー獲得営業が不調に終わったため。
同時に2014年8月期の連結業績予想を公表した。売上高は13年8月期と比べて6.1%増の220億円、営業利益33億円(同0.1%増)、経常利益33億円(同2.2%増)、当期純利益20億円(同4.6%増)とした。
売上高は、メディア事業で160億円、ライツ事業で52億円、スポーツ事業で8億円を予想している。メディア事業では、10月より放送開始した「ガンダムビルドファイターズ」、2014年に最終話の上映・OVA販売が予定されている「機動戦士ガンダムUC」といった映像作品と連動し、「ガンダム」シリーズのグッズ販促や、関連ゲーム・遊技機の広告・宣伝業務に注力していくという。ライツ事業では、「ガンダム」シリーズのゲームの分野で、家庭用パッケージゲーム・ソーシャルゲーム・ネイティブアプリ・PCオンラインゲーム・業務用アーケードゲームと幅広い分野で商品化が予定されているという。
14年8月期からこれまで年1回だった配当を年2回に増やす方針だ。回数は増えるが、年間の合計配当額は前の期と同じ60円を計画している。
関連リンク
・決算短信
会社情報
- 会社名
- 株式会社創通
- 設立
- 1965年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 難波 秀行
- 決算期
- 3月