GMOインターネット<9449>は、本日(5月9日)、第1四半期(1~3月期)の連結業績を発表し、売上高144億円(前年同期比45.1%増)、営業利益20億円(同60%増)、経常利益19億円(同46%増)、四半期純利益11億円(同105.9%増)だった。
大幅な増収・増益を達成したが、これは主にGMOクリック証券が新たに同社の連結対象に加わったことによる。インターネット証券事業の売上高は34億円、セグメント利益は8億円だった。
また、主力のWEBインフラ・EC事業で、「GMOクラウド」シリーズを中心にホスティングサービスの契約件数が前年同期比15.9%増の51万4000件と伸びたことや、ドメイン取得事業、EC支援、セキュリティ、決済事業がいずれも好調に推移した。
ただし、ブログサービスやインターネット広告、アドネットワークを手がけるインターネットメディア事業については、増収となったものの、SEMメディアの販売が減少したため、減益となっている。
このほか、注目のソーシャル・スマートフォン関連事業については、「Gゲー」の運営を行っているほか、ソーシャルアプリなどを提供している。ソーシャルアプリについては堅調だったという。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■12月通期の見通し
12月通期は、売上高570億円(前期比28.1%増)、営業利益70億円(同22.2%増)、経常利益68億円(同18.5%増)、当期純利益37億円(同67.5%増)を見込む。純利益のみ上方修正し、24億円から37億円に引き上げた。GMOクリック証券を連結に取り込むことや、繰延税金資産の回収可能性を検討した、としている。