アドウェイズ<2489>が本日(5月9日)発表した2011年3月期の連結業績は、売上高159億0700万円(前期比20.9%増)、営業利益8億6000万円(同24.9%増)、経常利益8億6400万円(同30.1%増)、当期純利益4億6900万円(同15.5%増)だった。
アフィリエイトサービスやモバイルアフィリエイト、コンテンツプロバイダ事業、海外事業が好調に推移した。とりわけ、中国事業は、売上高77%伸びるとともに、セグメント損益は3300万円の黒字(前期は7000万円の赤字)に転換している。
以下、セグメント別の状況をまとめておこう。
■インターネット広告事業は、売上高37億7100万円(前期比28.6%増)、セグメント利益4億8200万円(同65.0%増)だった。「JANet」の広告主や広告掲載件数が伸びたことや、「リワードプラス」によってソーシャルアプリ内での広告掲載料が増加したとのこと。
■モバイル広告事業は、売上高106億1000万円(前期比22.7%増)、セグメント利益10億3500万円(同14.0%増)だった。広告主数は6.6%増の2714件、メディア数は21.5%増の11万8852件と伸びた。スマートフォン向けリワード広告や、「VERSiON-M」も買収した。
■コンテンツプロバイダ事業は、売上高8億9500万円(前期比6.8%増)、セグメント利益1億6100万円(同6.2%増)だった。SNSへのソーシャルアプリの提供や、iPhoneアプリの提供を行った。
■海外事業は、売上高7億1800万円(前期比77%増)、セグメント利益3300万円(前期7000万円の赤字)だった。「CHANet」を軸としたインターネット広告販売や、純広告、サイト制作などの売り上げも増加した。
■その他事業は、売上高1億6000万円(前期比62.7%減)、セグメント損益1億5500万円の赤字(前期6100万円の赤字)だった。アドウェイズブックスの全株式を譲渡したことで、売り上げが減少した。
■2012年3月期の見通し
2011年3月期の業績予想については、東日本大震災の影響を精査した上で、速やかに開示する、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アドウェイズ
- 設立
- 2001年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 山田 翔
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2489