App Annieは、10月30日、App StoreとGoogle Playにおけるアプリ市場の9月の動向をまとめたレポート「App Annie Index」の最新版を公開した。「App Annie Index」は、ゲーム編とアプリ編(非ゲーム系)に分かれているが、今回もゲーム編を見ていきたい。
リアルタイム翻訳機能を搭載し多言語が同一ワールドで楽しめるMachine Zoneの『Machine Zone’s Game of War』が売上ランキングで上位に入ったほか、The WeChatに対応したアプリがダウンロードランキングで順位を上げたとのこと。またGoogle Playのパブリッシャーの売上ランキングで、コロプラ<3668>が世界第4位となった。
■アプリ売上ランキング
(1)App Store
App Store売上ランキングでは、SuperCellの『Clash of Clans』が前月に続き首位を獲得するとともに、『Hay Day』も4位にランクイン。また、King.comの『Candy Crush Saga』が2位に入り、『Pet Rescue Saga』が26ランクアップの7位となった。
Machine Zoneの『Game of War』も6位にランクイン。米国App Storeでもたびたび3位に入るなど高く評価されている。特に自動翻訳機能への評価が高く、多種多様な言語のユーザーがコミュニケーションを取れるようになっている(関連記事)。
(2)Google Play
Google Playの売上ランキングでは、『パズル&ドラゴンズ』が引き続き首位となった。日本勢では、コロプラの『魔法使いと黒猫のウィズ』が9ランクアップの7位、セガネットワークスの『チェインクロニクル』が21ランクアップの9位となった。
■アプリダウンロードランキング
(1)App Store
App Storeのアプリダウンロードランキングでは、Electronic Artsの『Plants vs. Zombies™ 2』が前月に続いて首位を獲得した。トップ3の顔ぶれは変わらず、2位は『Candy Crush Saga』、3位が『Despicable Me: Minion Rush』となっている。
新作では『Deer Hunter 2014』が5位、Electronic Artsの『FIFA 14』が7位などとなっているが、Tencentの『节奏大师 (Rhythm Masters)』が6位に登場したことも注目される。The WeChatに対応したアプリとしてダウンロード数を伸ばしている。
(2)Google Play
Google Playのアプリダウンロードランキングでは、トップ4は変わらず。King.comの『Candy Crush Saga』が首位となり、同じKing.comの『Pet Rescue Saga』も8ランクアップの5位となった。テレビCMが放映されており、これをきっかけにダウンロード数が伸びた模様。
■パブリッシャー売上ランキング
(1)App Store
App Storeパブリッシャー別の売上ランキングについては、上位4位までは前月と変わらず。第1位がSuperCell、第2位がKing.com、第3位がガンホー、第4位がElectronic Artsだった。以下、グリー、ゲームロフト、Kabamなどが順位を上げた。
(2)Google Play
Google Playパブリッシャー別の売上ランキングでは、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが首位の座を堅持した。『魔法使いと黒猫のウィズ』や『プロ野球PRIDE』を提供するコロプラが3ランクアップの4位まで順位を上げた。
■パブリッシャー別ダウンロードランキング
(1)App Store
App Storeのパブリッシャー別ダウンロードランキングでは、『Plants vs. Zombies 2』を配信するElectronic Artsが引き続き首位となった。続いて、『Despicable Me: Minion Rush』が引き続き好調のゲームロフトが2位だった。『Deer Hunter 2014』でダウンロード数を伸ばしたGlu Mobileが25ランクアップの6位となった。
(2)Google Play
Google Playのパブリッシャー別ダウンロードランキングでは、ゲームロフトが首位をキープした。King.comが1ランクアップの2位となった。『Candy Crush Saga』の好調に加え、『Pet Rescue Saga』も順位を上げている。
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