ドワンゴ<3715>は11月14日、2013年9月期通期の連結決算を発表した。売上高は前期比0.8%減の359億円、営業利益は58%増の21億円、経常利益は78%増の22億円、純利益は22億円の黒字(前年同期は5億円の赤字)に転換した。niconico(ニコニコ動画)の「ポータル事業」はプレミアム会員の増加を受け、大幅な増収増益となった。一方、モバイル事業やゲーム事業が減収減益となった。
ポータル事業は売上高が前期比15%増の160億4400万円、営業利益が63%増の21億1500万円だった。選挙での党首討論が社会的に注目を集めたほか、4月に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2」や将棋戦「第2回将棋電王戦」が好評で、9月末時点の「プレミアム会員」は211万人となった。楽曲配信サービスを手掛けるモバイル事業の売上高は7%減の133億1300万円、営業利益は11.5%減の19億8700万円だった。スマートフォン移行の影響で会員数が減少するなか、スマホ会員獲得のため広告宣伝費を投下した。今期から、これまでAndroidに対応していた高音質楽曲配信サービス『dwango.jp』や『animelo mix』のiPhone向けサービスを開始した。
ゲーム事業は売上高が29%減の41億3600万円、営業利益が20.5%減の3.52億円だった。前年度に発売した『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』のリピート注文が好調に推移したものの、パッケージソフトの自社ブランドタイトル数が前年度に比べて少なかったことが響いた。「ニコニコ超会議」などライブ事業は前期比76.5%増の11億5300万円を売り上げた。同事業の営業赤字は5.4憶円と、赤字は継続したものの前期(9.54億円)から縮小した。
2014年9月期の業績は、売上高で5%増の376億円、営業利益で49%増の32.67億円を見込む。ポータル事業の各種デバイス対応、新課金サービス投入、広告収入増加などを目指す。モバイル事業もスマホ会員の獲得を目指す。ゲーム事業ではスマートフォンのプラットフォームを利用したソーシャルゲームにも取り組んでいく。
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・適時開示情報
ポータル事業は売上高が前期比15%増の160億4400万円、営業利益が63%増の21億1500万円だった。選挙での党首討論が社会的に注目を集めたほか、4月に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2」や将棋戦「第2回将棋電王戦」が好評で、9月末時点の「プレミアム会員」は211万人となった。楽曲配信サービスを手掛けるモバイル事業の売上高は7%減の133億1300万円、営業利益は11.5%減の19億8700万円だった。スマートフォン移行の影響で会員数が減少するなか、スマホ会員獲得のため広告宣伝費を投下した。今期から、これまでAndroidに対応していた高音質楽曲配信サービス『dwango.jp』や『animelo mix』のiPhone向けサービスを開始した。
ゲーム事業は売上高が29%減の41億3600万円、営業利益が20.5%減の3.52億円だった。前年度に発売した『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』のリピート注文が好調に推移したものの、パッケージソフトの自社ブランドタイトル数が前年度に比べて少なかったことが響いた。「ニコニコ超会議」などライブ事業は前期比76.5%増の11億5300万円を売り上げた。同事業の営業赤字は5.4憶円と、赤字は継続したものの前期(9.54億円)から縮小した。
2014年9月期の業績は、売上高で5%増の376億円、営業利益で49%増の32.67億円を見込む。ポータル事業の各種デバイス対応、新課金サービス投入、広告収入増加などを目指す。モバイル事業もスマホ会員の獲得を目指す。ゲーム事業ではスマートフォンのプラットフォームを利用したソーシャルゲームにも取り組んでいく。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社ドワンゴ
- 設立
- 1997年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 夏野 剛
- 決算期
- 9月