エイチアイ、2012年3月期の戦略を発表-DeNAと次世代アプリ開発環境を構築

エイチアイ<3846>は、本日(5月11日)、2012年3月期の戦略と今後の方向性について、非携帯電話分野のデバイスへのライセンス提供や、サービス領域への技術提供を行うことで、これまでの主力だったフィーチャフォン向けのライセンス収入の減少をカバーしていくことを明らかした。 こうした施策は実施し、すでに一定の成果が出ている。非携帯電話分野のライセンス収入は2011年3月期で前期比13.6倍の1億8100万円で、付随する受託開発も含めると3億7400万円となった。また、サービス領域についても、売上は2009年3月期に比べて2倍になり、営業黒字に転換した. 同社では、今後、以下の分野に経営資源の投入と先行投資を行っていく、としている。   ■Android向けソリューション Android向け製品・ソリューションの研究開発を営業活動を行っていく。3Dグラフィックを用いたAndroidアプリを開発する際、機種毎の画面サイズの違いや動作速度、開発難易度の高さなどの問題があり、こうした問題に対するソリューションの提供を行っていく。すでに提供しているものの、事業展開をさらに強化していく。   ■WebGLへの対応 ブラウザがHTML5に移行する中、WebGLという3D グラフィックスの国際標準に対応するブラウザが増えていることから、同社の3Dグラフィックス製品をWeb3Dに対応させ、コンテンツ事業者とサービス事業者に提供する。ブラウザ開発会社である韓国OBIGO社と提携し、日本国内にOBIGO製品と、ブラウザベースの3Dを活用したソリューションを展開する。   ■サービス領域 ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>との協業により、次世代ソーシャルアプリ開発環境の構築や、次世代アバター環境の構築など、スマートフォン上のサービスプラットフォームに対する技術開発・提供を行っていく。合わせてコンテンツも提供するとのこと。
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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