【Distimo調査】アジアが全世界のモバイルアプリ市場を牽引…アジアのモバイルアプリ市場は成長率162%

アップルとグーグルのコンテンツ配信サービスである「App Store」と「Google Play」の利用状況を調査しているオランダの調査会社ディスティモ(Distimo、以下Distimo)が、1月23日に発表した最新リポートによると、昨年12月(2012年12月)の全世界のアプリ売上のうち、アジアが41%、北米が31%、欧州が23%を占め、アジアが最も収益性の高いアプリ市場であることが明らかになった。

また、アジアのモバイルアプリ市場での売上は前年比62%増となり、北米の前年成長率が46%増であることから、アジアのモバイルアプリ市場の躍進の姿が伺える。また、アジア市場の中では、日本が最も収益性が高く、韓国、中国、台湾、香港、シンガポール、タイ、トルコ、インドネシア、マレーシアがそれに次ぐ。これは、アジアのモバイルアプリがフリーミアムモデルで索引をしていることが一因だ。

実際に、アジア各国のモバイルアプリの売上内訳をみてみると、アプリ内課金による売上が、中国は96%、日本は94%、韓国は91%を占めており、アジアのモバイルアプリにおいて、収益性の高いフリーミアムモデルがビジネスモデルとして定着してきたと言えよう。
 
  • アジア最多DLアプリは、「Angry Birds Go!」



Distimoによると、昨年12月(2013年12月)に、アジアにおいて最もダウンロードされたアプリは、『Angry Birds Go!』で、『保卫萝卜2:极地冒险 (CarrotFantasy 2: Polar Adventure)』、『史上最坑爹的游戏 (The Hardest Game in History)』がそれに次ぐ。ダウンロードの多くが、中国経由のものだ。

しかしながら、昨年(2013年)12月26日〜今年(2014年)1月6日までの期間限定ギフトアプリとして配信されていた『12 Days of Gifts』においては、日本が最もアプリDL数が多く、全体の47%を占め、これに、台湾が10%、トルコが9%と次ぐ形となった。
 
<以下、2013年12月のアジアにおけるモバイルアプリダウンロード数ランキングトップ10を掲載>




<以下、2013年12月のアジアにおけるモバイルアプリダウンロード数ランキングトップ10の国別内訳>
 


 
  • 情報源

Publication: Asia: The Leading App Market in the World」(Distimo)


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