『プロジェクトセカイ』累計収益1200億円突破 MAUは音楽ゲーム首位、継続率も2位 女性比率やiPad比率の高さも特徴【Sensor Tower調査】
Sensor Tower(センサータワー)は、2024年9月に4周年を迎えた『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』の世界累計収益8億ドル(1200億円)を突破したとするレポートを公開した。同タイトルは、セガのモバイルゲーム収益の50%以上を占めており、過去2年(2022年9月から2024年8月)の日本におけるモバイル音楽ゲームパブリッシャー別収益ランキングで、セガはトップとなっているという。
ちなみにご存じの方も多いだろうが、こちらはサイバーエージェント<4751>グループのColorful Paletteとの共同タイトルとなる。セガがパブリッシャーとなっているため、アプリの売上に関してはセガがストア運営会社から受け取り、そこから両社の取り決めに従った比率をColorful Paletteに支払っているものと見られる。
本作の特徴として、スマートフォンユーザーだけでなく、iPadユーザーのシェアも高くなっていることもあげられるそうだ。Sensor Towerのデータによると、日本における同作のデバイス別ダウンロード数・収益を見ると、ダウンロード数で15%、収益で18%をiPadユーザーが占めているという。
iPadの比率が高い要因として、レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、より高難度で音楽ゲームをプレイしたい、ストーリーをダイナミックに楽しみたいというニーズがiPadユーザーとの相性が良いためと分析している。実際、日本のApp Storeにおける収益ランキングでも、iPadのほうがより上位で推移している。
また、同タイトルの人気は、アクティブユーザーの多さや継続率の高さからもうかがえる。Sensor Towerのデータによると、2020年10月から2024年9月までの日本におけるモバイル音楽ゲームのMAU(月次アクティブユーザー数)は、2021年8月を除いてトップとなっている。継続率では『あんさんぶるスターズ!!Music』(Happy Elements)に次ぐポジションとのこと。
▲『あんさんぶるスターズ!』の継続率が飛び抜けて高いようだ。
男女比も特徴的だ。Sensor TowerのAudience Insightsのデータによると、日本の2024年第2四半期におけるユーザーは、男性46%、女性54%で若干女性ユーザーのシェアが高くなっているそうだ。
レポートでは、このほか、同タイトルの国別シェアや、一般人口と比較して使用シェアが高いモバイルアプリ/ゲーム、ストーリーを重視したアプリとの比較などについても触れている。詳細は下記リンクより確認してほしい。
【レポート】4周年を迎えたプロセカは累計収益8億ドル以上、セガは過去2年の日本のモバイル音楽ゲームのトップパブリッシャー
https://sensortower.com/ja/blog/project-sekai-4th-anniversary
会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社Colorful Palette
- 設立
- 2018年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 裕一郎