ワンオブゼムは、2014年1月30日付けで第三者割当を実施したことを発表した。割当先として、既存株主であるグロービス・キャピタル・パートナーズ、インフィニティ・ベンチャーズLLP が運営するファンドのほか、海外投資家を含めた3社、計5社より総額約3.5億円の資金調達を行ったとのこと。
ワンオブゼムは、2011年1月に設立。スマートフォンを中心としたコンテンツを自社にて企画開発、独自IPを生成することに特化し、国内外のチャネルにむけて提供してきた。
スマートフォン端末のシェアが急速に拡大するなか、ネイティブアプリケーションへのシフトに先駆けて2011 年10月にシリーズA の資金調達を実施し、東南アジアに開発スタジオを設立。その後、現地の優秀なエンジニアと共に、ネイティブアプリケーションに特化した開発対応と技術向上を先行して着手してきた。
■以下、資金調達後の事業展開について
1.『ガチャウォリアーズ』大幅リニューアル及び年内ネイティブゲームタイトルを3本リリース
200万ダウンロードを突破した人気アクションタワーディフェンスゲーム『ガチャウォリアーズ』の現作をリニューアルし、No.1 タワーディフェンスゲームを目指して行くとともに、コンセプト別の新規タイトルを開発していくとのこと。
本作は、2013年2月にリリースし、翌月にiOS無料ランキングで1位を獲得後、GooglePlayで国内外30カ国以上でピックアップされるなど、全世界でユーザー数を集め、現在では200万ダウンロードを突破しているタイトルだ。従来のタワーディフェンスゲームにある戦略性に加え、必殺技や回避といったアクション要素を楽しむことができる。
■『ガチャウォリアーズ』アップデート主要内容
①新UI&縦画面対応
メニュー画面やチーム編成画面など、全ての画面を大きくイメージチェンジ。縦画面にも対応し、操作性も向上。これまで出来なかった片手でのプレイも可能となった。
②機能追加
ユーザーへのインタビューを参考にして、新規ミッション、ソーシャル、複数プレイ機能を含め約20項目の新機能を追加していく予定。
■関連サイト
AppStore
GooglePlay
公式サイト
2.新規事業の開始① ゲームコミュニティ事業
ユーザーがゲームへの参加頻度を増やし相互のコミュニケーションを深化させることができるようなゲームコミュニティを開発しており、2014 年1月末にリリース予定。
3、新規事業の開始② B2B マーケティング事業
ワンオブゼムではスマートフォンアプリケーションマーケティング組織を早期から内製化し、投資効率の向上などを行うため、独自マーケティングツールやグロースハックのツールを開発してきた。『ガチャウォリアーズ』でのマーケティング・運営で培った知見を元に、アプリディベロッパー・運営者のためのマーケティング支援事業を開始する。すでにテストマーケティングを開始しており、今後ご提供先企業を拡大していくとのこと。
■ワンオブゼム 代表取締役 武石幸之助氏のコメント
この度のラウンドB調達で更にご支援・応援頂いたことを心から感謝します。
激戦が既に始まっている、このスマートフォンコンテンツ市場において、勝ち抜いていくためには生半可な戦い方ではいけないと考え、一緒に本気で戦えるような方々にも、今回新規投資家として、ジョインしていただきました。
また、今回のラウンドでは、日本のコンテンツビジネスに期待をよせてくださっている海外投資家からも資金をお預かりさせていただきました。
これまで多くのコンテンツを生み出し、誰よりも数多くの失敗と学びを繰り返してきた弊社ですが、おかげ様でネイティブゲームやソーシャルゲーム併せて約400万人のユーザーに遊んで頂いただいております。
先日も、ユーザーの方を集めて、ファンミーティングを開催し、ゲームや運営に対する熱烈な思いなどを語っていただきました。それも運営や次期予定されている超大型アップデート・新規タイトルに反映し鋭意開発を進めております。
株式会社ワンオブゼムでは創業以来一貫して「IPに頼らない。むしろ自分たちのコンテンツをIP化させるために育てて、世に送り出していく」という考え方を貫いており、誰がなんと言おうと、それを続けていきたいと思っております。
そんな我儘に共鳴・共感してくれている、素晴らしい仲間とともに、これからもつくり続け、いつかこの夢とコンテンツ・ビジネスを、花開かせていきたいと思っております。
心底楽しく良いモノ作りをしたい仲間を鋭意採用しておりますので、是非ともこのビッグウェーブに乗りましょう! 会社ウェブサイトからご応募ください!
今後共、ご支援賜れますと幸いです!
Be THE ONE! Share THE JOY!
■関連サイト
「ワンオブゼム」企業サイト
会社情報
- 会社名
- 株式会社ワンオブゼム
- 設立
- 2011年1月
- 代表者
- 代表取締役 武石 幸之助
- 決算期
- 12月