大和証券投資情報部は、1月13日付けで、『スマホ向けコンテンツを支えるシステム企業』と題するレポートを発行している。
大和証券によれば、日本でもスマートフォンの普及が進み始めたが、スマートフォンのネットワークと従来の携帯電話ネットワークには大きな相違があるという。PC向けサイトを閲覧する場合、従来の携帯電話では、iモードやEZwebなど専用のネットワークを介していたが、スマートフォンでは直接、インターネットに接続することになる。
ここで大きな問題がある。それは専用ネットワークには、多数のコンテンツやアプリケーションが存在しており、そして多くのユーザーが利用していることだ。スマートフォンに切り替わることで、そのコンテンツの大半が利用できなくなるため、コンテンツプロバイダーやアプリケーション・サービス・プロバイダーではスマートフォン対応を進めているという。
DeNAやエムティーアイのように、スマートフォン対応を自前でできる会社もあるが、そうでない会社も多いと考えられる。そこで、大和証券では、開発期間の短縮や開発費用の削減を狙い、コンテンツの作成、配信などをサポートするシステムを持った会社を紹介している。
■エムティーアイ<9438>
既存の専用ネットワーク向けサイトをスマートフォン向けに変換するソフトを開発。
■ヤマハ<7951>
子会社ヤマハミュージックメディアで、Android搭載スマートフォン向けストリーミング音楽配信を開始。
■セルシス<3829>
電子ブック用リーダー。
■凸版印刷<7911>
スマートフォン、タブレットPC向けコンテンツ作成、配信、管理システムを開発。
■Jストリーム<4308>
スマートフォン向けのサイト構築、動画の配信システムなどを開発
■エイチアイ<3846>
DeNAと協業し、スマートフォン向け3Dコンテンツの開発を行う。