マーベラスAQL、第3四半期は20%超の増収・営業増益…「ヴァルハラナイツ3」や「閃乱カグラSHINOBI VERSUS」が好調

マーベラスAQL<7844>は、本日(2月5日)、第3四半期累計(2013年4~12月期)の連結決算を発表し、売上高20.8%増、営業利益25.9%増と20%を超える増収増益を達成した。家庭用ゲームソフトや音楽映像事業の好調が主な要因。

同社の発表した決算は、売上高146億6600万円(前年同期比20.8%増)、営業利益21億6000万円(同25.9%増)、経常利益22億3100万円(同33.4%増)、四半期純利益13億9200万円(同0.5%増)だった。





同社によれば、「ヴァルハラナイツ3」や「閃乱カグラSHINOBI VERSUS」など家庭用ゲームソフトが好調だったほか、音楽映像事業で「ドキドキ!プリキュア」や「やはりオレの青春ラブコメはまちがっている」などの映像化商品、舞台公演も寄与した。純利益のみヨコバイだが、これは税負担が平常化したことによる。

セグメント別の状況は以下のとおり。

(1)オンライン事業は、売上高62億6700万円(前年同期比18.8%増)、営業利益4億0800万円(同35.5%減)だった。「ブラウザ三国志」などPCブラウザゲームが前年同期を下回っているものの、「一騎当千バーストファイト」や「閃乱カグラNewWave」につづいて「ハイスクールD×D」が順調に立ち上がった。ただ、「コインサーガ」や「聖戦ドラゴンオーブ」の推移は芳しくなく、サービス停止による開発費の一括償却を行った。


(2)コンシューマ事業は、売上高54億2400万円(同21.5%増)、営業利益18億1200万円(同51.5%増)だった。「ヴァルハラナイツ3」が順調な販売となったほか、「閃乱カグラSHINOBI VERSUS」、「朧村正」、その他リピート販売も好調だった。


(3)音楽映像事業は、売上高29億7400万円(同23.7%増)、営業利益6億3900万円(同18.7%減)だった。「ドキドキ!プリキュア」や「やはりオレの青春ラブコメはまちがっている」などの映像化商品が順調に推移したほか、ミュージカル「テニスの王子様」が合計134公演を行い、関連DVDも6作品発売した。



■2014年3月期の見通し

2014年3月期は、売上高200億円(前期比13.8%増)、営業利益29億円(同24.5%増)、経常利益28億9000万円(同24.3%増)、当期純利益17億7000万円(同7.8%減)を見込む。


株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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