カプコン、第3四半期は『モンハン4』大ヒットもアミューズメント機器の反動減で増収・減益

カプコン<9697>は、本日(2月7日)、第3四半期累計(2013年4~12月期)の連結決算を発表し、売上高752億2100万円(前年同期比3.5%増)、営業利益85億2100万円(同13.4%減)、経常利益92億5100万円(同8.0%減)、四半期純利益59億5700万円(同10.3%減)となった。





旗艦タイトルの『モンスターハンター4』が発売初日から全国の販売店で長蛇の列ができるなどの爆発的な人気を博し、400万本を超える大ヒットとなったものの、アミューズメント機器の不振やモバイルコンテンツの軟調などが響いた。経常利益については、営業外収益に為替差益や受取補償金などを計上したこともプラスに働いた。

セグメント別の状況は以下のとおり。

(1) デジタルコンテンツ事業は、売上高560億6700万円(同12.8%増)、営業利益69億1900万円(同5.5%減)だった。『モンスターハンター4』が400万本を超える大ヒットとなったものの、海外をターゲットにした『ロスト プラネット 3』が苦戦したほか、モバイルコンテンツも『モンハン 大狩猟クエスト』を除いて軟調だった。

(2) アミューズメント施設事業は、売上高79億4900万円(同3.0%減)、営業利益12億4200万円(同2.3%減)だった。けん引機種の不足や競合娯楽との競争激化に加え、天候不順も重なって客足が伸び悩んだ。

(3)アミューズメント機器事業は、売上高92億1300万円(同28.3%減)、営業利益24億5000万円(同33.8%減)だった。前期大ヒットした『バイオハザード5』の反動に大幅な減収減益となった。ただし、『Devil May Cry 4』が予想を上回るヒットとなった。



■2014年3月期の見通し

2014年3月期は、売上高970億円(前期比3.1%増)、営業利益120億円(同18.2%増)、経常利益117億円(同6.9%増)、当期純利益68億円(同128.7%増)を見込む。


株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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