ユニデン、業績下方修正 ワイヤレスカメラの販売やスマホゲームの課金収入が想定下回る 傘下に『おしおき☆パンチガール!!!』のe-DragonPower

ユニデン<6815>は2月12日、2014年3月期通期の連結業績予想を下方修正した。売上高は従来予想よりも2.2億円少ない215.8億円、営業利益は同5.2億円少ない10.3億円、純利益は従来予想からほぼ半減の7.65億円になる見通しだ。

米国おける「Video Surveillance」(ワイヤレスカメラ)の受注遅れで販売計画が未達となったこと、スマートフォン向けゲームアプリケーション事業において課金収入が想定を下回ったこと、新規事業としてニンジャドライブが運営していたドラッグストア店舗の閉鎖などで、営業利益が減少。店舗閉鎖損失と特別退職金を特別損失に計上した。
 

同社は子会社のe-DragonPowerがスマホゲーム事業を展開。『おしおき☆パンチガール!!!』や『ゴッド オブ スフィア~千年少女と七つ首のオオドラゴン~』などをリリースし、利用者数は順調に増加したものの、課金収入が想定を下回ったという。来期に向けて、引き続き収益性の向上に取り組んでいく。

なお、決算発表に先立つ1月10日、e-DragonPowerの役員変更を発表している。変更後の役員は以下の通り。代表取締役社長はこれまでの星野直彦氏から、梅田慎介氏に代わっている。
 

同時に発表した2014年3月期第3四半期(13年4~12月)の売上高は前年同期比21%減の168.71億円、営業利益は9.41億円の黒字(前期は6900万円の赤字)、純利益も8.44億円の黒字(同1.92億円の赤字)だった。採算性を重視する戦略を推進した結果、コードレス電話の売上が減少。液晶テレビ、地上デジタルチューナーの売上も減った。一方、北米でワイヤレスカメラやスキャナーラジオが伸びた。e-DragonPowerの課金収入も想定を下回った。
 
株式会社e-DragonPower
http://e-dp.jp/

会社情報

会社名
株式会社e-DragonPower
設立
2013年1月
代表者
星野直彦
上場区分
非上場
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