ジョルダン<3710>が本日(5月12日)発表した第2四半期(2010年10月~2011年3月期)の連結業績は、売上高23億6700万円(前年同期比6.2%増)、営業利益3億2400万円(同1.6%増)、経常利益3億3100万円(同2.8%増)、四半期純利益1億4900万円(同11.1%減)だった。
マルチメディア事業が増収・赤字幅縮小しており、これが増収増益要因となった。純利益のみマイナスだが、子会社株式や投資有価証券評価損を計上したため。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■乗換案内事業は、売上高19億1800万円(前年同期比0.3%増)、営業利益5億7900万円(同8.6%減)だった、PC向け製品版「乗換案内」の売上高が減少したが、携帯電話向け有料サービスやスマートフォン向け有料アプリが好調で、売上高は前年同期に比べて増加した。減益は先行投資費用が発生したため。
■マルチメディア事業は、売上高3億9500万円(前年同期比74.4%増)、営業損失1億0700万円(前年同期1億6800万円の赤字)だった。「アクセスBOOKS」「つかえるえもじ」など携帯電話向けコンテンツの売り上げが伸びた。このほか、総合オピニオン誌『表現者』も発行しているという。
■その他事業は、売上高9000万円(前年同期比21.7%減)、営業損失100万円(前年同期500万円の黒字)だった。ソフトウェア開発の受注と売上が減少しているため。
■9月通期の見通し
9月通期は、売上高50億円(前期比9.4%増)、営業利益7億円(同2.5%増)、経常利益7億円(同2.4%増)、当期純利益3億6500万円(同2.0%増)を見込む。