セガサミーHD、14年3月期の業績予想を下方修正…売上高は従来予想を1080億円下回る3770億円、遊技機の販売延期などで

セガサミーホールディングス<6460>は2月28日、2014年3月期の連結業績予想の下方修正を発表した。売上高は従来予想を1080億円(22%)下回る3770億円、営業利益は従来予想の半分となる370億円に引き下げた。パチスロ機器の販売延期やパチンコ機器の伸び悩み、アミューズメント施設関連事業の低調さが響いた。また一部遊技機の返品対応が利益の押し下げ要因という。
 

以下、事業分野別の状況となる。

遊技機事業では、販売数量の最大化を目的として、政策的に一部のパチスロ遊技機の販売予定を翌期に延期することから、今期におけるパチスロ遊技機の販売台数の見通しを約30.7 万台(前回予想47.8万台)に引き下げた。また、一部のパチスロ遊技機の返品対応や部品交換などが35億円程度の利益押し下げ要因になったという。

パチンコ遊技機も『ぱちんこCR北斗の拳5 百裂』を除けば販売が低調で、年間販売台数の見通しを約19.8万台(前回予想:32.4 万台)に引き下げた。

アミューズメント機器事業では、施設運営者の投資抑制の動きを受けて、主力製品の販売が伸びず、通期で営業損失を計上する見込み。アミューズメント施設事業でも既存店収益が低調で、計画を下回る水準で推移しているという。

一方、コンシューマ事業においては、パッケージ分野が低調だが、オンライン RPG『ファンタシースターオンライン 2』や、iOS、Android 向けアプリ『ぷよぷよ!!クエスト』『チェインクロニクル』などデジタル分野が好調に推移し、収益はおおむね計画通りという。
 
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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