【アプリレポート】配信開始わずか1日で『聖剣伝説 RISE of MANA』がTOP30圏内を捉えた!! やや操作性に難ありだが紛れもないシリーズ最新作

スクウェア・エニックス<9684>の人気アクションRPGのシリーズ最新作『聖剣伝説 RISE of MANA』が、昨日(3月6日)リリースされたばかりにも関わらず、3月7日(金)11時調べのApp Store売上ランキングで、なんと早くも37位にランクインした。このままのペースであれば、TOP30圏内も期待される。

本作は、1991年に発売された『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』から続く、『聖剣』シリーズの最新作。旧作のリメイクではなく、新しい物語とともに、独特な世界観と多彩なアクションを楽しめるスマートフォン向け完全新作RPGとなって登場。

これまで同シリーズのモバイルゲームは、ソーシャルカードゲームなどの形を変えてリリースされてきたが、スマートフォンで本来のやり応え抜群のアクションRPGが実現された。本稿では、今回の売上ランキングで推移を伸ばした要因についてと、ゲーム概要も交えながら紹介していこう。
 

■やや操作性に難ありだが、紛れもないシリーズ最新作


本作では、とある事件でひとつの体になってしまった天使と悪魔の二人を動かして、多彩なフィールドを冒険しながら物語を進めていくことになる。多くの謎や外の世界から現れる巨大な敵に立ち向かいながら、故郷である天界に帰るにために、プレイヤーはカギを握る存在「聖剣」を求めていく。

特徴的なのは、天使と悪魔のふたりの主人公を切り替えながら物語を進めていく点。この入れ替わる「転身」を行うことで、使用可能なスキルが変わったり、クエスト中の体力を回復したりすることが可能になる。また、本作では人々の心の声が見える「魂声」というシステムが存在。この「魂声」も天使側と悪魔側で見え方が変わってくるのも楽しみのひとつとなる。
 

 


さて、肝心のアクションポイントはどうなのか。移動方法は、タップした場所にキャラクターが動いてくれるほか長押しでも反応。そして敵に対する攻撃は、画面をタップすることで自動でロックオンとなり、さらにタップすることで攻撃してくれる。また、スワイプすることで素早い回避にも対応してくれるため、ただタップするだけの簡素な操作だけで終わらず、敵の動きも見極めながら臨機応変に攻撃を繰り出す、アクションRPG本来の魅力は健在だ。そのほか、バーチャルパッドにも切り替えられるため、どちらか利用してみて適したほうで慣らしたほうが吉。

とはいえ、スマートフォンという小さな端末のなかでは、やはり誤操作があることも否めない。ちなみにiPhone、ipod touch対応ゲームコントローラ「ロジクール G550」という手段もあるので、本格的にのめり込みたい方はこちらもチェック。
 
 




ゲーム進行は、従来のソーシャルゲームと同様に、クエスト後に強化を繰り返すという一定のサイクルのもと進められていく。しかし、これまでのソーシャルゲームと大きく異なるのは、“街を拠点としてクエストに赴く”という昔ながらのRPGを彷彿とさせる演出に、重きを置いているところ。街のなかを自由に走り回れたり、住人たちと会話できたりと、本当に何気ないやり取りでゲームの深みが増すもの。加えて、道中はキャラクター同士の掛け合いなども織り交ぜて、物語に彩りを与えてくれる。

ちなみに、音楽は4月23日発売のサウンドトラックを見る限り、旧ナンバリングタイトルの楽曲を手掛けてきた伊藤賢治氏(『聖剣伝説~ファイナルファンタジー外伝~』『聖剣伝説 CHILDREN of MANA』『聖剣伝説 4』)、菊田裕樹氏(『聖剣伝説 2』『聖剣伝説 3』)、下村陽子氏(『聖剣伝説 LEGEND of MANA』『聖剣伝説 HEROES of MANA』)、関戸剛氏(『聖剣伝説4』)らが集結している模様(関連記事)。なお、本作のテーマソング「Believe in the Spirit」は、シンガーソングライター・KOKIAさんが担当している。いやはや、音楽だけでもファン感涙の豪華メンバーである。
 

 

■売上ランキング急上昇の要因について探る


ここからは、今回のメインテーマともなる売上ランキング上昇について深堀していこう。本作では、ゲーム内通貨(精霊石)を1個100円として販売している。おもな精霊石の用途については、「くじびき屋」(ガチャ)をはじめ、ボックス拡張や行動力回復など従来のソーシャルゲームと同様。

そして「くじびき屋」(ガチャ)では、武器をはじめ、モンスターをクエストに連れて行ける「魔ペット」が入手できる。この「魔ペット」は、プレイヤーの援護をしてくれる「援護スキル」や、ピンチのときに絶大な効果を発揮する「連携スキル」など、様々な場面で役立つパートナーだ。

さて、「くじびき屋」(ガチャ)では、精霊石5個を使用して引ける「精霊石くじ」と、フレンドポイント200を使用して引ける「フレンドくじ」が存在。プレイヤーは、単純に“強力”な武器や魔ペットが手に入るために「精霊石くじ」を求めるほか、「新たな武器の“固有スキル”を目にしたい」といった好奇心にも注目が集まっていそうだ。そして、長きに渡る人気RPGシリーズということもあり、これまで登場したモンスターのIP力も「魔ペット」に浸透。以上のように、本作のガチャには多大な魅力を秘めていることが伺える。

加えて、現在はスタートダッシュキャンペーンとして「精霊石くじSR当選率超絶UP」であるため、今回の売上ランキングにおける急上昇に繋がったと言えよう。また、現在は『拡散性ミリオンアーサー』とのコラボも実施中。今後、スクウェア・エニックスが誇る人気RPGとのコラボが展開されることを考えていくと、長期的な上位維持も期待される。
 



 
やや操作性に難ありだが、『聖剣伝説』の新たな世界観を丁寧にスマートフォン上で表現した、紛れもないシリーズ最新作と言える。Android版は2014年中に配信予定。公式サイトでは、引き続き事前登録も受付中。 
 


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設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
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3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
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