セガサミー、14年3月期は営業益102%増の385億円…遊技機復調で。『PSO2』や『チェンクロ』、『ぷよクエ』が好調、コンシューマは20億円の黒字に転換。
セガサミーホールディングス<6460>は、本日(5月9日)、2014年3月期の連結決算を発表し、売上高3780億円(前期比17.6%増)、営業利益385億円(同102.0%増)、経常利益405億円(同93.8%増)、当期純利益307億円(同8.2%減)だった。主力の遊技機事業の収益が伸びたほか、コンシューマ事業でのオンラインゲームやスマートフォンアプリが好調に推移したことが主な要因だった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■遊技機事業は、売上高1819億円(同27.4%増)、営業利益452億円(同92.4%増)だった。
パチスロ遊技機においては、サミーブランド『パチスロ北斗の拳 転生の章』や『パチスロ交響詩篇エウレカセブン2』などを販売し、概ね堅調に推移した。一部タイトルの販売スケジュールを見直した影響があったが、パチスロ遊技機全体では前期実績を上回る30万1000台の販売となった。
またパチンコ遊技機は、サミーブランド『ぱちんこCR北斗の拳5百裂』や『ぱちんこCRモンスターハンター』などの販売を行ったものの、低調な市場環境を受けて主力タイトル以外のタイトルについては低調に推移した結果、前期実績を下回る20万台となった。
■アミューズメント機器事業は、売上高438億円(同2.9%増)、営業損益12億円の赤字(前期は19億円の黒字)となった。『WORLD CLUB Champion Football』におけるCVTキットやカードなどの消耗品の販売、『CODE OF JOKER』などのレベニューシェアタイトルによる配分収益が計上されたが、『THE WORLD of THREE KINGDOMS』をはじめとした新規タイトルは厳しい市場環境の影響を受けて苦戦を強いられた。
■アミューズメント施設事業は、売上高432億円(同1.2%増)、営業利益0.6億円(同94.9%減)だった。引き続き既存店舗の運営力強化を行ったが、市場をけん引するタイトルの不在により、国内既存店舗の売上高は前期比96.1%と低調に推移した。期末の国内店舗数は、5店舗の出店、9店舗の閉店を行った結果、店舗数は198店舗となった。
■コンシューマ事業は、売上高1005億円(同18.6%増)、営業利益20億円(前期は7億円の赤字)だった。
パッケージゲーム分野において、『Total War: ROME II』、『Football Manager2014』など複数の新作タイトルを販売したものの、低調に推移した。売上高は前期比19%増の389億円だった。
他方、携帯電話・スマートフォン・PCダウンロードなどのデジタルゲーム分野においては、オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』、スマートフォン向けに配信する『ぷよぷよ!!クエスト』、『チェインクロニクル』の好調が継続した。売上高は400億円で、パッケージの売上高を上回った。
玩具販売事業においては、『アンパンマンシリーズ』及び『ジュエルポッドシリーズ』などの定番商品を販売したが、玩具販売事業全体は低調に推移した。アニメーション映像事業では、観客動員が300万人以上を記録した劇場版『ルパン三世vs名探偵コナンTHE MOVIE』などが好調だった。
■2015年3月期の見通し
2015年3月期は、売上高4500億円(前期比19.0%増)、営業利益350億円(同9.2%減)、経常利益350億円(同13.6%減)、当期純利益210億円(同31.6%減)を見込む。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■遊技機事業は、売上高1819億円(同27.4%増)、営業利益452億円(同92.4%増)だった。
パチスロ遊技機においては、サミーブランド『パチスロ北斗の拳 転生の章』や『パチスロ交響詩篇エウレカセブン2』などを販売し、概ね堅調に推移した。一部タイトルの販売スケジュールを見直した影響があったが、パチスロ遊技機全体では前期実績を上回る30万1000台の販売となった。
またパチンコ遊技機は、サミーブランド『ぱちんこCR北斗の拳5百裂』や『ぱちんこCRモンスターハンター』などの販売を行ったものの、低調な市場環境を受けて主力タイトル以外のタイトルについては低調に推移した結果、前期実績を下回る20万台となった。
■アミューズメント機器事業は、売上高438億円(同2.9%増)、営業損益12億円の赤字(前期は19億円の黒字)となった。『WORLD CLUB Champion Football』におけるCVTキットやカードなどの消耗品の販売、『CODE OF JOKER』などのレベニューシェアタイトルによる配分収益が計上されたが、『THE WORLD of THREE KINGDOMS』をはじめとした新規タイトルは厳しい市場環境の影響を受けて苦戦を強いられた。
■アミューズメント施設事業は、売上高432億円(同1.2%増)、営業利益0.6億円(同94.9%減)だった。引き続き既存店舗の運営力強化を行ったが、市場をけん引するタイトルの不在により、国内既存店舗の売上高は前期比96.1%と低調に推移した。期末の国内店舗数は、5店舗の出店、9店舗の閉店を行った結果、店舗数は198店舗となった。
■コンシューマ事業は、売上高1005億円(同18.6%増)、営業利益20億円(前期は7億円の赤字)だった。
パッケージゲーム分野において、『Total War: ROME II』、『Football Manager2014』など複数の新作タイトルを販売したものの、低調に推移した。売上高は前期比19%増の389億円だった。
他方、携帯電話・スマートフォン・PCダウンロードなどのデジタルゲーム分野においては、オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』、スマートフォン向けに配信する『ぷよぷよ!!クエスト』、『チェインクロニクル』の好調が継続した。売上高は400億円で、パッケージの売上高を上回った。
玩具販売事業においては、『アンパンマンシリーズ』及び『ジュエルポッドシリーズ』などの定番商品を販売したが、玩具販売事業全体は低調に推移した。アニメーション映像事業では、観客動員が300万人以上を記録した劇場版『ルパン三世vs名探偵コナンTHE MOVIE』などが好調だった。
■2015年3月期の見通し
2015年3月期は、売上高4500億円(前期比19.0%増)、営業利益350億円(同9.2%減)、経常利益350億円(同13.6%減)、当期純利益210億円(同31.6%減)を見込む。
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460