東映アニメーション<4816>は、本日(5月12日)、2014年3月期の連結決算を発表し、売上高310億円(前期比7.8%減)、営業利益36億円(同24.5%減)、経常利益39億円(同25.1%減)、当期純利益23億円(同29.1%減)だった。
劇場アニメやテレビアニメ部門の売り上げが伸びたものの、「ワンピース」関連の版権収入や販促関連商品が前期好調だった反動で落ち込んだほか、「聖闘士星矢」などソーシャルゲームの収益が落ち込んだことにより、全体としては減収減益となった。セグメント別の状況は以下のとおり。
①映像製作・販売事業は、売上高139億円(同3.8%増)、セグメント利益5億円(同41.8%減)だった。劇場アニメ部門では、「キャプテンハーロック」の製作収入が大きかったことに加え、6月公開予定の「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」の製作収入を計上し、大幅な増収となった。テレビアニメ部門では、新作の放映本数が増えたほか、ライブラリー作品の放映権販売が好調に稼動したことから増収となった。
このほか、パッケージソフト部門では、映画「ワンピースフィルム Z」や劇場公開の効果があった「ドラゴンボール」シリーズのブルーレイ・DVDが好調に推移したものの、前期にあった遊技機向け映像製作に相当するものがなかったことから、全体としては減収だった。
海外部門では、「ワンピース」をはじめとする複数作品の中国向け大口映像配信権契約や、映画「キャプテンハーロック」の海外配給契約があったことに加え、「セーラームーン」シリーズの販売も好調に稼動し、為
替の影響もあり、大幅な増収となった。
その他部門では、テレビやパソコン、携帯端末向けの映像配信サービスは、配信チャンネルの増加もあり好調に稼動したが、ソーシャルゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル』が軟調に推移したことから、その他全体としても大幅な減収となった。
②版権事業は、売上高104億円(同10.9%減)、セグメント利益42億円(同8.1%減)だった。国内部門では、ライブラリー作品で遊技機の大口契約があった一方、前期好調だった「ワンピース」が軟調な展開となったことなどから、大幅な減収となった。海外部門では、台湾や中国を中心としたアジア圏において「ワンピース」の商品化が好調に推移し、また為替の影響もあり、大幅な増収となった。
③商品販売事業は、売上高54億円(同22.8%減)、セグメント利益1億円(同47.1%減)だった。前期に「ワンピースフィルム Z」の劇場公開に伴うタイアップや販促関連の商品が高稼働だったことの反動減から、大幅な減収となった。
④その他事業は、売上高14億円(同14.2%減)、セグメント利益1億円(同34.4%減)だった。「ワンピース」の催事イベントや「ドキドキ!プリキュア」のキャラクターショー等を展開したが、前期にあった東京での『ワンピース展』に相当する催事がなかったことから、大幅な減収となった。
■2015年3月期の見通し
2015年3月期は、売上高260億円(前期比16.2%減)、営業利益24億円(同33.4%減)、経常利益27億円(同31.5%減)、当期純利益17億円(同27.2%減)を見込む。
前期に比べ映画の製作本数が減るほか、ソーシャルゲーム事業において引き続き市場の成長鈍化が予想されることから、映像製作・販売事業全体としては減収を見込む。海外事業においては、市場の拡大が見込まれるアジアを中心に映像配信やソーシャルゲーム等含め二次利用展開を推進していくが、全体としては若干の減収となる見通し。
また、国内の商品展開においては、「ワンピース」「プリキュア」シリーズを引き続き主力作品として強化を図っていくものの、前期のライブラリー作品の遊技機向け大口契約に相当するものがなく、また「ワンピース」のソーシャルゲームも引き続き軟調な傾向が予想されることから、減収を見込んでいるという。
劇場アニメやテレビアニメ部門の売り上げが伸びたものの、「ワンピース」関連の版権収入や販促関連商品が前期好調だった反動で落ち込んだほか、「聖闘士星矢」などソーシャルゲームの収益が落ち込んだことにより、全体としては減収減益となった。セグメント別の状況は以下のとおり。
①映像製作・販売事業は、売上高139億円(同3.8%増)、セグメント利益5億円(同41.8%減)だった。劇場アニメ部門では、「キャプテンハーロック」の製作収入が大きかったことに加え、6月公開予定の「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」の製作収入を計上し、大幅な増収となった。テレビアニメ部門では、新作の放映本数が増えたほか、ライブラリー作品の放映権販売が好調に稼動したことから増収となった。
このほか、パッケージソフト部門では、映画「ワンピースフィルム Z」や劇場公開の効果があった「ドラゴンボール」シリーズのブルーレイ・DVDが好調に推移したものの、前期にあった遊技機向け映像製作に相当するものがなかったことから、全体としては減収だった。
海外部門では、「ワンピース」をはじめとする複数作品の中国向け大口映像配信権契約や、映画「キャプテンハーロック」の海外配給契約があったことに加え、「セーラームーン」シリーズの販売も好調に稼動し、為
替の影響もあり、大幅な増収となった。
その他部門では、テレビやパソコン、携帯端末向けの映像配信サービスは、配信チャンネルの増加もあり好調に稼動したが、ソーシャルゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル』が軟調に推移したことから、その他全体としても大幅な減収となった。
②版権事業は、売上高104億円(同10.9%減)、セグメント利益42億円(同8.1%減)だった。国内部門では、ライブラリー作品で遊技機の大口契約があった一方、前期好調だった「ワンピース」が軟調な展開となったことなどから、大幅な減収となった。海外部門では、台湾や中国を中心としたアジア圏において「ワンピース」の商品化が好調に推移し、また為替の影響もあり、大幅な増収となった。
③商品販売事業は、売上高54億円(同22.8%減)、セグメント利益1億円(同47.1%減)だった。前期に「ワンピースフィルム Z」の劇場公開に伴うタイアップや販促関連の商品が高稼働だったことの反動減から、大幅な減収となった。
④その他事業は、売上高14億円(同14.2%減)、セグメント利益1億円(同34.4%減)だった。「ワンピース」の催事イベントや「ドキドキ!プリキュア」のキャラクターショー等を展開したが、前期にあった東京での『ワンピース展』に相当する催事がなかったことから、大幅な減収となった。
■2015年3月期の見通し
2015年3月期は、売上高260億円(前期比16.2%減)、営業利益24億円(同33.4%減)、経常利益27億円(同31.5%減)、当期純利益17億円(同27.2%減)を見込む。
前期に比べ映画の製作本数が減るほか、ソーシャルゲーム事業において引き続き市場の成長鈍化が予想されることから、映像製作・販売事業全体としては減収を見込む。海外事業においては、市場の拡大が見込まれるアジアを中心に映像配信やソーシャルゲーム等含め二次利用展開を推進していくが、全体としては若干の減収となる見通し。
また、国内の商品展開においては、「ワンピース」「プリキュア」シリーズを引き続き主力作品として強化を図っていくものの、前期のライブラリー作品の遊技機向け大口契約に相当するものがなく、また「ワンピース」のソーシャルゲームも引き続き軟調な傾向が予想されることから、減収を見込んでいるという。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816