【ゲーム株概況】決算発表のクルーズがS高…ドリコムは1割安、待望の『ONE PIECE トレジャークルーズ』が配信開始

5月13日の東京株式市場では全体相場の上昇を背景に、ゲーム株も値上がりする銘柄が目立った。前日に決算を発表したクルーズ<2138>は取引制限値幅の上限(ストップ高)にあたる前日比700円(21%)高の4060円まで急上昇。マーベラスAQL<7844>やスクウェア・エニックス<9684>も買われた。

クルーズが前日発表した2014年3月期通期の連結決算は、売上高が前の期比68%増の 233億円、営業利益は同2.2倍の42億円と大幅な増収増益を達成。もっとも、第4四半期(4Q、1~3月)は前四半期(3Q、13年10~12月)比で減収に転じている(関連記事)。

四半期業績が減速していることに加え、15年3月期の業績見通しを開示しなかったこともあって、きょうの大幅高を「直近売られてきた反動」とする見方も多い。株高が持続するには、新作ネイティブアプリの収益寄与を確認する必要がありそうだ。

一方、大きく売られたのはドリコム<3793>で、終値は前日比11%安の2012円だった。バンダイナムコゲームスと共同開発したスマートフォン向けゲーム『ONE PIECE トレジャークルーズ』の配信が近いとの思惑買いで、前日に一時急騰する場面があった。

というように注目度の高い『ONE PIECE トレジャークルーズ』の配信が実際に始まった(関連記事)が、配信後の株価の上昇ペースが鈍いとして、手じまい売りが広がったとの見方があった。今後、同タイトルの売上ランキングが上位で定着するようだと、再び株価も反応するかもしれない。

取引時間中に好決算を発表したアエリア<3758>(関連記事)と日本ファルコム<3723>(関連記事)は、一時的に買いが優勢となったものの、続かず、下げて取引を終えた。


以下、13日の主なゲーム企業の株価と騰落(単位は円)。
銘柄名 証券コード 終値 前日比 前日比率
クルーズ 2138 4,060 700 20.83%
スクウェア・エニックスHD 9684 1,544 121 8.50%
マーベラスAQL 7844 686 32 4.89%
コナミ 9766 2,323 103 4.64%
エイチーム 3662 4,165 155 3.87%
enish 3667 1,425 51 3.71%
アクセルマーク 3624 560 20 3.70%
GMOインターネット 9449 972 34 3.62%
コロプラ 3668 2,044 70 3.55%
ミクシィ 2121 5,570 180 3.34%
ボルテージ 3639 1,174 36 3.16%
任天堂 7974 11,035 320 2.99%
KLab 3656 568 15 2.71%
オルトプラス 3672 1,106 29 2.69%
ネクソン 3659 822 20 2.49%
グリー 3632 855 20 2.40%
カプコン 9697 1,710 31 1.85%
ケイブ 3760 1,336 19 1.44%
ガーラ 4777 155 2 1.31%
コーエーテクモHD 3635 1,247 16 1.30%
バンダイナムコHD 7832 2,240 24 1.08%
ガンホー 3765 518 5 0.97%
日本一ソフトウェア 3851 637 -2 -0.31%
ディー・エヌ・エー 2432 1,298 -4 -0.31%
サイバーエージェント 4751 3,735 -15 -0.40%
モブキャスト 3664 680 -10 -1.45%
日本ファルコム 3723 802 -13 -1.60%
セガサミーHD 6460 1,979 -43 -2.13%
アエリア 3758 1,500 -120 -7.41%
ドリコム 3793 2,012 -265 -11.64%
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高105億2800万円、営業利益15億9100万円、経常利益15億4100万円、最終利益8億700万円(2022年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
企業データを見る
クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
​売上高154億7700万円、営業利益12億3800万、経常利益12億9200万円、最終利益3億1000万円(2022年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
企業データを見る