コムシード、2014年3月期は9500万円の営業赤字に…グリパチ・スマホアプリ好調も新作の期ズレやLINEダッシュガールの不振で

コムシード<3739>は、5月12日、2014年3月期の決算を発表し、売上高8億9400万円（前期比33.2％増）、営業損益9500万円の赤字（前期2億9500万円の赤字）、経常損益9800万円の赤字（同2億8900万円の赤字）、当期純損益1億1600万円の赤字（同3億4800万円の赤字）だった。

 

同社では、GREE向けのパチンコ・パチスロポータル「グリパチ」やパチスロ実機シミュレーターアプリなどの既存事業が計画を超える売上高を記録したことで売り上げが大きく伸びた。とりわけ「パチスロ戦国乙女」は、同社として過去最高の売り上げを記録したとのこと。
 

しかし、第4四半期に予定していたパチスロ実機シミュレーターのサービス提供開始時期が来期にずれ込み、開発費用については先行支出する形となったことが影響した。

さらに上期に先行した開発費用を新規ゲームコンテンツのサービス開始と一部受託案件の売上によって補う見込みだったが、それも大幅に下回ったという。例えば、LINEゲームでリリースした『LINEダッシュガール』はユーザーが想定を超える伸びとなったものの、度重なる不具合が発生し、早期撤退を決断したという。
 

■2015年3月期の見通し

2015年3月期は、売上高12億円（前期比34.1％増）、営業利益6000万円、経常利益5500万円、当期純利益5000万円を見込む。