VOYAGE GROUP、東証マザーズに7月2日に上場…ECナビやPeX、Fluctでお馴染みのアドテク企業

東京証券取引所は5月29日、VOYAGE GROUPの東証マザーズ上場を承認し、7月2日に上昇すると発表した。銘柄略称は「VOYAGE GROUP」で、証券コードは「3688」となる。上場に伴い50万株を新規に発行するほか、330万株の売出、57万株のオーバーアロットメントによる売出しを行う。主幹事は野村證券。

同社は、ポイントサイト「ECナビ」、ポイント交換プラットフォーム「PeX」、アンケートモニターサイト「リサーチパネル」といったメディア事業を展開するとともに、広告ネットワーク「Fluct」などのアドテクノロジー事業を展開している。2012年5月にサイバーエージェントの連結子会社から離脱し、数年以内でのIPOを目指していた(関連記事)。

2013年9月期の連結決算は、売上高98億5800万円、営業利益5億3600万円、経常利益5億2900万円、当期純利益3億0900万円だった。続く2014年9月期の第2四半期の決算は、売上高72億8300万円、営業利益9億9100万円、経常利益10億0200万円、四半期純利益6億0100万円で、利益面では前期の通年の実績を上回っている。

なお、上場に伴い、10億0100万円の資金を調達する見通し。調達した資金は、サーバとソフトウェアなどへの設備投資資金、採用費および人件費、広告宣伝費などの運転資金に充当する予定。