【App Annie調査】Google Playで『モンスト』が『黒猫のウィズ』を超える...中国・韓国で急浮上タイトル登場(14年5月・ゲーム編)

App Annieは6月18日、5月のApp StoreとGoogle Playにおけるアプリ市場の動向をまとめた最新レポート「App Annie Index for Games May 2014」を公開した。「App Annie Index」は、ゲームアプリ編、アプリ編(非ゲームアプリ系)の2つに分かれているが、今回はゲームアプリ編をみていく。

注目点はGoogle Playのアプリ別売上ランキングでミクシィの『モンスターストライク』がコロプラの『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』を上回った点だろう。パブリッシャー別ランキング(App StoreとGoogle Play合計)でもミクシィはトップ10に登場した。
 

■ アプリ売上ランキング…中韓アプリが急浮上、『モンスト』と『ウィズ』が逆転


(1) App Store


App Store売上ランキングでは、前月に引き続き、Supercellの『Clash of Clans』が首位、Kingの『Candy Crush Saga』が2位、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの『パズル&ドラゴンズ』が3位、Machine Zoneの『Game of War - Fire Age』が4位という構図が続いた。Supercellの『Hay Day』が5位に浮上している。
 

注目点は4月後半にリリースされたテンセントの新作『We Fight(天天炫斗)』だ。テンセントのWeChatプラットフォームで提供された2DアクションRPGで、リリース直後から中国の売上ランキングトップにつけた。
 



(2) Google Play


Google Playの売上ランキングでも、App Store同様、『パズル&ドラゴンズ』『Clash of Clans』『Candy Crush Saga』の3タイトルが上位3位に登場した。

Four Thirty Three's(4:33)が4月後半にKakao向けに提供を始めたアクションRPG『BLADE (블레이드)』が4位に急浮上。5月は韓国のみでの提供にもかかわらず、世界全体のGoogle Play売上ランキングでトップ5に入ってきた。
 

『BLADE (블레이드)』はリリース直後から、Google Playの売上ランキングで首位に張り付いている。
 

日本勢で注目したいのが、ミクシィの『モンスターストライク』とコロプラの『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』の順位が逆転したことだ。『モンスト』は前月と同じ5位をキープ、一方の『黒猫のウィズ』は前月の4位から6位に下落した。
 

■ アプリダウンロードランキング…『2048』と『Don’t Tap the White Tile』が上位


両ストアともにアプリダウンロードランキングは以下の通り。日本でも話題となった『2048』と『Don’t Tap the White Tile』が上位に登場している。
 


App Storeでは『100 balls』『We Fight』『Make It Rain』などが急浮上。4位の『Shadow Fight 2』はFacebookで提供されていた武道RPGの続編で、タッチスクリーンに最適化したアプリだ。
 


 

■ パブリッシャー別売上ランキング…ミクシィがトップ10入り


両ストアを合計したパブリッシャー(企業)ごとの売上ランキングは、Supercellが1位、Kingが2位、ガンホーが3位という構図が続いた。テンセントがLINEとコロプラを追い抜かして4位に浮上しているあたり、中国モバイルゲーム市場の成長を見てとれそうだ。『モンスト』が成長中のミクシィは9位と、トップ10に登場した。
 


▼App Storeの売上ランキング

▼Google Playの売上ランキング

■関連リンク

「App Annie Index for Games May 2014」
 

(C) App Annie

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会社名
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設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
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直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
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