中小企業庁、「下請取引コンプライアンス・プログラムで競争力をつける!」を公開

中小企業庁は、5月16日、下請法違反を未然に防止するための「下請取引コンプライアンス・プログラムで競争力をつける!~社内体制整備のすすめ~」を策定し、公表した。PDFファイルで配布されており、誰でも無料で閲覧・ダウンロードすることができる。 これまで中小企業庁は、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の運用、普及・啓発を行ってきたものの、依然として、「下請法の重要性について十分理解していない」、「業界の悪しき慣習から抜け出せない」、「社内のチェック体制が機能していない」などの親事業者が存在しているという。 また、立入検査などを行った結果、ほとんどの企業で改善指導を受けている実態があったとし、社内体制を整備し、下請法違反を未然に防止するための「下請取引コンプライアンス・プログラム」を策定した、としている。 公表されたプログラムには、下請取引コンプライアンス・プログラムの内容や取引状況チェックリスト、親事業者の取組事例、講習会、下請法資料、相談窓口等などの情報を掲載しているとのこと。 中小企業庁では、「今後、業界団体や親事業者等への周知徹底に努めてまいりますので、策定の趣旨等を御理解の上、本資料を社内の体制整備に御活用ください。」としている。   下請取引コンプライアンス・プログラムで競争力をつける!