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KADOKAWA<9468>は、本日(6月28日)、6月8日に発生したランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃によって、保有する一部情報の漏洩が確認されたことを明らかにした。
これは、ランサムウェア攻撃を行ったとする組織が公開した情報を確認したところ判明したものとなる。
同社では、すでに警察による捜査が開始されていることに加え、同社からも関係当局に必要な報告を行いながら、事実の確認および適切な対応に努めているとしている。
なお、「ニコニコ」サービスを含む同社グループの顧客のクレジットカード情報については、社内でデータを保有していないため、同社からの情報漏洩は起こらない仕組みとなっているという。
7月中には、外部専門機関の調査結果に基づく正確な情報が得られる見通しで、判明次第、改めて発表する予定だ。
(以下、適時開示資料より)
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◆外部流出を確認した情報の種類(2024年6月28日時点)
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【取引先情報】
・楽曲収益化サービス(NRC)を利用している一部のクリエイターの個人情報
・一部の元従業員が運営する会社の情報
・取引先との契約書、見積書など【社内情報】
• 株式会社ドワンゴ全従業員の個人情報(契約社員、派遣社員、アルバイト、一部の退職者含む)
• 株式会社ドワンゴの関係会社の一部従業員の個人情報
• 社内向け文書 -
◆対象者へのお知らせ
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今回、情報が漏洩したことを確認した社外のクリエイター、取引先、および元従業員の皆様には、お詫びとお知らせを個別にお送りさせていただきます。加えて、本件について専用のお問い合わせ窓口を設置いたしました。また、該当する当社従業者に対しても、本事案の説明を行います。なお、個別にご連絡がつかない皆様には、本発表を以て、通知とさせていただきます。
今後、これらの個人情報を悪用し、フィッシングメールやスパムメールなどの迷惑メールが送付される可能性があります。不審なメールなどを受け取られた場合は十分にご注意いただくようお願い申し上げます。
<情報漏洩に関するお問い合わせ専用窓口>
https://qa.nicovideo.jp/helpdesk?category_id=982&faq_id=22764&site_domain=default
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468