ハピネット、第1四半期の営業益は37%増を達成 「妖怪ウォッチ」や「アイカツ!」、「仮面ライダー鎧武」などのヒットで

ハピネット<7552>は、本日(8月11日)、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高400億3900万円(前年同期比10.7%増)、営業利益8億3100万円(同37.7%増)、経常利益8億6300万円(同40.6%増)、当期純利益9億2800万円(同256.7%増)だった。

 


同社では、ビデオゲーム事業でて子会社統合に係る一時的な費用が発生したものの、「妖怪ウォッチ」や「アイカツ!」などヒット商材に恵まれ、売上高、営業利益、経常利益ともに好調に推移した、と説明している。また、退職給付制度の改定による特別損失の計上があったが、4月1日付で子会社を合併したことに伴う繰延税金資産の計上により、四半期純利益は前年同期を大幅に上回った。

①玩具事業は、売上高は164億1千1百万円(同13.4%増)、セグメント利益5億8400万円(同154.2%増)だった。バンダイのキャラクター商材で「妖怪ウォッチ」や「仮面ライダー鎧武/ガイム」が好調に推移した。
  
②映像音楽事業は、売上高104億5400万円(同4.2%増)、セグメント利益9700万円(同0.0%減)だった。インターネットを利用したソフト配信の影響により、パッケージ市場全体が低調に推移している中、売上高は一部の映像商品がヒットしたことにより前年同期を上回ったものの、利益面に関しましては利益率の高いオリジナル作品で目立ったヒット作がなかったことなどにより前年並みとなった。
  
③ビデオゲーム事業は、売上高70億9400万円(同8.8%増)、セグメント損益1億1400万円の黒字(前年同期は2200万円の黒字)だった。7月16日よりトイズユニオンがグループ入りしたことにより前年同期を上回ったものの、市場をけん引するようなヒット作の不足に加え、子会社2社の統合費用の発生により苦戦を強いられた。
 
④アミューズメント事業は、売上高60億7900万円(同18.1%増)、セグメント利益5億5100万円(同0.7%増)だった。売上高はバンダイのキャラクター商材「アイカツ!」や「ドラゴンボールヒーローズ」が好調に推移したものの、利益面に関しては、キッズカードゲーム機において新型筐体の投資が発生したため、前年並みとなった。



■2015年3月期の見通し

2015年3月期は、売上高2100億円(前期比1.5%増)、営業利益40億円(同2.9%増)、経常利益40億円(同2.1%増)、当期純利益26億円(同5.4%増)を見込む。従来予想からは変更なし。

 
株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ハピネット
設立
1969年6月
代表者
代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
決算期
3月
直近業績
売上高2824億4100万円、営業利益55億7500万円、経常利益58億5300万円、最終利益35億5400万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7552
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