【アプリ調査】スクエニ『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』が売上ランキング上昇中! ATBを彷彿させる戦闘システムやキャラ愛に注目…『スクスト』に続くヒット作になるか


スクウェア・エニックスのスマートフォン向け新作タイトル『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO(ロストゼロ)』が、9月4日にリリースされたばかりにも関わらず、早々にApp Store売上ランキングでTOP50入りを果たした。

本作は、電撃文庫から発売中の大人気小説『魔法科高校の劣等生』を題材にした魔法バトルRPG。メインシナリオは、原作・佐島 勤氏の監修のもと、『魔法科高校の劣等生』の世界を深めるオリジナルストーリーが展開される。原作でもお馴染みの国立魔法大学付属第一高校を舞台に、シンプルな操作でド派手な魔法バトルが楽しめる。

ゲームでは、アニメ『魔法科高校の劣等生』で演じる豪華声優陣の録り下ろしボイスを収録。さらに、主人公(プレイヤー)の妹“零乃まやか”(CV:内田真礼)がオリジナルキャラクターとして登場する。個性的な彼女と第一高校の仲間たちとの新鮮なやり取りはゲームでも見どころのひとつとなる。

また、『魔法科高校の劣等生』のキャラクターたちとのコミュニケーションやコスチュームチェンジが楽しめたり、ランキングイベントでは原作にちなんだミニゲームが実装されたりするなど、原作やアニメのファンはもちろん、『魔法科高校の劣等生』に触れたことがない人でもイチから楽しめるという。

 

■3Dキャラクターの細やかな仕草と表情、ATBを彷彿させるバトルにも注目


原作・佐島 勤氏が監修するだけに、忠実に再現された『魔法科高校の劣等生』の日常がファンには嬉しい。なかでもキャラクター同士による会話劇が、クエスト(任務)やコミュニケーションなどの随所に散りばめられているのも魅力のポイント。そして、キャラクターの表情が際立つ3D表現も見逃せない。細かな仕草や表情などが演出されているのは、IP作品としては非常に価値の高いもの。
 
 


▲仲間になったキャラクターたちが動き回るマイページ画面


また、その秀逸なシナリオも本作の特徴的なシステムでもあるコミュニケーション要素で活きていくのだ。その仲間たちとの絆を深める「コミュニティ」では、魔法科メンバーたちとコミュニケーションを重ねることで、キャラクターの能力を成長させていくことができる。親密な仲を築くと原作では珍しい一面が垣間見れることはもちろん、「デレモード」になれば戦闘中のスピードや攻撃力が通常時の倍近く増幅することもある。

なお、「コミュニティ」はCP(コミュニティポイント)を使用して行える。CPは自然回復はせず、戦闘中に昂ぶった感情がCPを回復してくれるようだ。

 


さて、本作の肝となるバトルでは、魔法ゲージが溜まったらキャラをタップして攻撃するといった非常にシンプルなもの。とはいえ、敵もゲージが溜まると攻撃してくるため、緊張感のあるリアルタイムバトルが味わえる。また、複数ユニットを連続でタップすると連続攻撃が行えるのだが、個々にゲージが溜まるスピードが異なるため、「すぐに攻撃して先制するか」「全員のゲージを溜めて一騎に攻撃するか」など、戦略性も兼ね備えたバトルシステムとなっており、『ファイナルファンタジー』でお馴染みのATB(アクティブタイムバトル)を彷彿させる。

さらに画面上部のSPECIALゲージが溜まることで、キャラクター固有の必殺魔法も放つことができる。方法は、ユニットをフリックするだけ。画面狭しと強力な魔法を放つ3Dキャラクターのド派手な演出は、ついつい何度も見てしまうもの。戦闘に勝利することで経験値がもらえるが、HPがゼロで脱落したキャラクターはもらえないので注意が必要。
 

 
 

▲必殺魔法シーン(1)


▲必殺魔法シーン(2)
 

▲バトル勝利後の経験値取得


 

■課金要素…3Dキャラにも反映されるコスチューム収集の楽しさ



おもな課金要素は、仮想通貨である感応石の購入。1個100円で販売されており、最大98個セット(9800円)まで存在する。感応石の用途は、BP(スタミナ)回復やカード上限UP、そしてプレミアムガチャといった従来のソーシャルゲームと同様。

なかでも現在プレミアムガチャは、可憐なメイドコスチューム姿のキャラクターが排出される。さらに1回のプレミアムガチャが、初回のみ感応石1個(通常3個)、10連ガチャは15個(通常27個)となっているほか、仲間キャラが一度に揃えられるスペシャルガチャ(15個)の設置を、2014年10月1日14:59:59まで展開している点も売上に寄与したことが伺える。

なお、プレミアムガチャの排出確率は最高ランクの☆6が2.8%、次いで☆5が7.1%、☆4が30.8%、☆3が59.3%。
 
 

また、希少価値の高いカードは、様々なコスチュームを身にまとっていることが多い。一部のコスチュームは、そのまま3Dキャラクターにも反映されるようで、ユーザーとしては収集の楽しみが増えるほか、運営としては多彩なイベント施策を展開できるだろう。

『スクールガールストライカーズ』や『ファイナルファンタジー』など、自社のノウハウが大変丁寧に注ぎ込まれた良作IPタイトル。『スクールガールストライカーズ』に続き、スクウェア・エニックスの新たなヒットスマホアプリのひとつとなるか注目していこう。
 


 


■『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』
 

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株式会社スクウェア・エニックス
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会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
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