ボルテージ<3639>は、9月25日、2014年6月期の有価証券報告書を開示し、Google PlayやApp Storeなどアプリストア経由での売上高が大きく伸びていることがわかった。回収代行会社別の売上高をみると、Appleが前の期に比べて3.1倍の21億6300万円に伸びた。またGoogleウォレットにはキャリア決済も含まれるため、一定の留意が必要だが、グーグルペイメント経由の売上高も3.9倍の13億3000万円となった。
同社では、恋愛ドラマアプリやサスペンスアプリなど新作のリリースにあたって、「OS系ファースト」を掲げ、スマートフォンアプリから提供を開始し、順次、公式サイトやSNSプラットフォームで提供する方針に転換している。2014年6月期通期の連結決算は、営業利益が前の期に比べて2.1倍の6.16億円と大きく伸びたが、"ネイティブシフト"が同社の業績拡大に大きく寄与したことが改めて理解できよう。
他方、グリーやNTTドコモ経由の売り上げについては、依然として大きな割合を占めているものの、依存度が低下していることがみてとれる。まず、グリーについては同8.4%減の29億2600万円で、売上に占める割合は35.1%から29.0%に、そして、NTTドコモ経由は同23.0%減の17億5800万円で全体の売上に占める比率は25.1%から17.4%となった。
注)有価証券報告書から作成。
2015年6月期は、営業利益が前期比2.6%減の6億円を見込む。主力コンテンツである女性向け恋愛ドラマアプリだけでなく、サスペンスアプリ、そして海外向けのタイトル展開を通じて業績拡大を図る。サスペンスアプリについては、『新・生存率0%! 地下鉄からの脱出』に続く第2弾タイトル『ゴシップライター~消えたアイドルを救え!~』をリリースしている。今期も引き続きアプリストア経由の売り上げが伸びそうだ。
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【回収代行会社別売上高と売上比率の推移】
注)有価証券報告書より。同社では、恋愛ドラマアプリやサスペンスアプリなど新作のリリースにあたって、「OS系ファースト」を掲げ、スマートフォンアプリから提供を開始し、順次、公式サイトやSNSプラットフォームで提供する方針に転換している。2014年6月期通期の連結決算は、営業利益が前の期に比べて2.1倍の6.16億円と大きく伸びたが、"ネイティブシフト"が同社の業績拡大に大きく寄与したことが改めて理解できよう。
他方、グリーやNTTドコモ経由の売り上げについては、依然として大きな割合を占めているものの、依存度が低下していることがみてとれる。まず、グリーについては同8.4%減の29億2600万円で、売上に占める割合は35.1%から29.0%に、そして、NTTドコモ経由は同23.0%減の17億5800万円で全体の売上に占める比率は25.1%から17.4%となった。
注)有価証券報告書から作成。
2015年6月期は、営業利益が前期比2.6%減の6億円を見込む。主力コンテンツである女性向け恋愛ドラマアプリだけでなく、サスペンスアプリ、そして海外向けのタイトル展開を通じて業績拡大を図る。サスペンスアプリについては、『新・生存率0%! 地下鉄からの脱出』に続く第2弾タイトル『ゴシップライター~消えたアイドルを救え!~』をリリースしている。今期も引き続きアプリストア経由の売り上げが伸びそうだ。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639