モブキャスト、第3四半期は減収ながら黒字転換を達成 積極的広告活動で四半期対比では大幅減益

モブキャスト<3664>は、11月7日、2014年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結業績を発表、売上高は29億4300万円(前年同期比24.7%減)と減収にとどまったものの、営業利益は2億2000万円(前年同期1億4400万円の赤字)、経常利益2億2100万円(同1億1000万円の赤字)、四半期純利益1億3400万円(同1億3500万円)と各利益項目は黒字転換を果たした。
 

プラットフォーム事業は、自社運営モバイルプラットフォーム「mobcast」の既存タイトルの売り上げは対前四半期対比でほぼ横ばいの推移。新たに外部ディベロッパー製ゲームコンテンツとして、ポケットアイデアの『ちょっと世界を救ってくるわ』、enishの『バハムートクライシス』、テレビ朝日の『熱狂!新日本プロレス』、アイデアビューローの『ヴァンパイア†ブラッド』、ORATTAの『百姫繚乱!戦国アスカ』、GMOインターネットの『スマサカS』、シリコンスタジオの『戦国武将姫MURAMASA』の配信を開始した。

また、ネイティブゲーム事業は『ドラゴン★スピンZ』の事前登録数は5万人突破と好調に推移しているものの、リリースは12月上旬に延期となっている。

四半期ごとの推移を見ると、売上高は直前四半期対比で1.6%減の9億1079万円、営業利益は同じく直前四半期対比で82.9%減の826万円と落ち込みが目立つ。特に利益面の影響が大きいがこれは積極的な広告活動によるものとのこと。

なお、同社は2014年12月期通期業績予想として、売上高は39億~41億円、営業利益2億5000万~3億円、経常利益は2億5000万~3億円、純利益1億3000万~1億6000万円と幅を持たせた予想値を発表している。
 
株式会社モブキャストホールディングス
https://mobcast.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社モブキャストホールディングス
設立
2004年3月
代表者
代表取締役CEO 藪 考樹
決算期
12月
直近業績
売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3664
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