ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>が6月23日、東証マザーズに上場する。
ゲーム機やパチンコ・パチスロ機、モバイル端末、家電などに組み込まれる半導体向けのグラフィックスIPコアとソフトウェアを提供している。
主力は、IPコアライセンス事業。半導体や最終製品のメーカーに開発したグラフィックIPコアのライセンス供与を行い、同社はライセンス収入や製品の出荷数に応じたロイヤリティ、製品サポートに対する対価を受け取る。
2010年3月期は、3DグラフィックスIPコア「PICA200」が「ニンテンドー3DS」で採用された。同社によれば、未監査ながら、2011年3月期は、3DS向けの半導体メーカーから、同製品に関するロイヤリティ収入を受け取っており、それが収益の過半を占めているとのこと。
このほか、グラフィックスIPコアを搭載した半導体を開発し、製造・販売なども行っている。
なお、上場で調達する概算金約5億7200万円は、主にグラフィックスIPコアLSI製品の開発費に全額充当する予定。
また、同社はベンチャーキャピタル（VC）の株式所有割合69.5％となっている。ロックアップ期間は、9月20日までだが、同社では「有価証券届出書」のリスクとして、VCによる売却により、株価に影響が及ぼす可能性がある旨を記載している。
〈業績推移〉・・・単位：100万円/円
〈会社概要〉
本社＝武蔵野市中町一丁目15番5号 三鷹髙木ビル7階
ＵＲＬ＝
http://www.dmprof.com/
社長＝山本達夫
設立＝2002年7月
発行済株式数＝227万2200株（上場時）
資本金＝3億5000万円（2010年12月31日現在）
大株主＝日本政策投資銀行29万4400株(12.06％)、池戸 恒雄24万株（9.83％）、山本達夫20万6600株（8.46％）、Apax Globis Japan Fund17万8200株（7.30％）、日興ニューウェイブ2001投資事業有限責任組合11万8300株(4.85％)、三井住友海上C２号投資事業有限責任組合10万8100株（4.43％）
〈上場要項〉
公開株式数＝86万2600株（公募＝30万株、売出し＝45万0100株、オーバーアロットメントによる売出し＝11万2500株）
仮条件＝6月3日
ブックビルディング期間＝6月7日～13日
公開価格＝6月14日
申込期間＝6月15日～20日
払込期日＝6月22日
売買単位＝100株
主幹事証券＝野村
