ガーラ、第2四半期は減収、赤字計上に スマホアプリも収益貢献には至らず

ガーラ<4777>は、11月3日、2015年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績を発表、売上高は3億3100万円(前年同期比21.6%減)と大幅な減収となったものの、営業損益1億3500万円(前年同期1億8200万円の赤字)、経常損益1億2000万円の赤字(同1億4400万円の赤字)、純損益1億2500万円の赤字(同1億8800万円の赤字)と赤字幅は縮小した。
 

減収の要因は、オンラインゲーム事業の売上高が減少した一方、スマートフォンアプリ事業の売上高が収入貢献に至らなかったため。損益面では販売費及び一般管理費の削減を進めているものの、スマートフォンアプリ事業の開発費用の計上により、引き続きの損失計上となっている。

国内は、子会社ガーラウェブのその他事業(ホームページ制作・保守、コミュニティ関連サービス)が主な売上高となる中、企業のコスト削減意識がホームページ制作・保守に響き前年同期比7.7%の減収で着地。スマートフォンアプリ事業は、恋愛シミュレーションゲームアプリ「もしカノ もしも彼女が・・・」及び「Supermagical(スーパーマジカル)」Android日本語版のサービスを開始している。

一方、韓国は、Gala Lab Corp.のオンラインゲーム事業で主力ゲームの「Flyff Online(フリフオンライン)」及び「Rappelz(ラペルズ)」のアップデートを実施したものの売上高が減少。スマートフォンアプリ事業も既存ゲームアプリ「Dungeons & Golf(ダンジョンズ&ゴルフ)」の売上高が期待値から大きく乖離した状態となっており、前年同期比19.1%の減収となっている。

なお、同社は2015年3月期通期については、業績予想が困難であるとして開示していない。
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
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