イーブックイニシアティブジャパン<3658>は、12月10日、2015年1月期の第3四半期累計（2～10月）の連結業績を発表、売上高は37億1900万円、営業利益3億200万円、経常利益3億300万円、四半期純利益2億300万円となった。今期の第2四半期より連結決算となったため、前年同期比較はないが、2014年1月期の第3四半期累計の単独業績は、売上高29億3000万円、営業利益3億5300万円、経常利益3億2800万円、四半期純利益1億9500万円であり、単純比較で増収営業減益という形になる。
セグメント別に見ると、主力の電子書籍配信事業は、平成26年10月末時点の取扱い数が26万390冊に拡大。台湾のエレクトロニクスメーカーであるASUS JAPANのタブレット端末やスマートフォン端末へのブックリーダーアプリの標準搭載や、Windowsストアへのブックリーダーアプリの提供などの施策を進めたことで売上高33億9012万円となった。
一方、電子書籍提供事業は、これまでその他の事業に含めていた航空機内向けサービスも含めて売上高2億1813万円で着地。プロモーション・その他事業は、人気漫画コンテンツのキャラクターを用いたタイアップ・プロモーション、クールジャパンイベントの開催などにより、売上高1億1161万円となった。
また、第3四半期期間（7～10月）の業績では、売上高は13億5800万円（前年同期単独業績比27.0％増、前四半期比4.1％増）、経常利益9000万円（同8.5％減、同17.9％減）となっている。
なお、2015年1月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高50億7000万円（前期単独業績実績41億5500万円）、営業利益2億9800万円（同4億5000万円）、経常利益2億9700万円（同4億2700万円）、当期純利益1億7800万円（同2億5300万円）の見込み。
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