【ゲーム株概況(12/15)】エイチームが1Q好決算や『ユニゾンリーグ』好スタートで強い ミクシィは中国版『モンスト』の動向が評価材料に
12月15日の東京株式市場では、日経平均株価は反落し、前日比272.18円安の1万7099.40円で取引を終えた。週末の衆院選の自民党の勝利については市場に織り込み済みということで、反応は薄く、前週末の欧米市場安に対する反応から朝方は一時下げ幅300円超に達する場面もあった。発表された日銀短観で大企業製造業DIが前回の13から12に悪化したことも相場の重石となっている。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、前週12日に第1四半期(8~10)決算発表を行い、決算説明会も実施したエイチーム<3662>の強さが目立つ。第1四半期の営業益が340%増、新作『ユニゾンリーグ』の売り上げが過去最高の出足になったことなどポジティブな材料が多数浮上しており、市場から高く評価されているようだ。
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また、ミクシィ<2121>が大幅続伸しているが、同社は中国版『モンスターストライク』が中国のApp Storeランキングで無料ゲームの1位、売り上げでも22位にランクイン(順位は16時調べ)していることが市場の関心を集めているようだ。
一方、前週は物色対象となっていたオルトプラス<3672>やエイティング<3785>は売られ、ガンホー<3765>も軟調。マーベラス<7844>は新作タイトルへの期待感を背景に11月後半からの上昇で株価が約2倍となっていたこともあり、利益確定売りに押される展開となった。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662