ニューフォリア、スマホアプリ開発サービス「アプリカン」で「beacon API」を提供 一つのWebアプリからiOS、Android向けアプリが開発可能

ニューフォリアは、12月17日、スマートフォンアプリ開発サービス「アプリカン」で「beacon API」の提供を開始することを発表した。iOSバージョンは2014年12月17日よりリリースされ、Androidバージョンは2014年12月24日にリリースを予定している。

「アプリカン」はユーザーがHTMLとJavaScript、CSSで構成・開発したWebアプリをiOS、Androidのネイティブアプリとしてパッケージする開発サービス。通常のWebアプリでは利用できない端末機能にアクセスできるように拡張が施されており、Objective-CやJavaで開発されたアプリケーションと同等の機能を実現できるだけでなく、一つのWebアプリからiOS、Android両プラットフォーム向けのアプリケーションが開発できることが特徴となっている。
 

今回リリースする「beacon API」により、iBeaconを利用したアプリケーションを「アプリカン」で開発できるようになった。「beacon API」の利用による「アプリカン」の追加料金は発生しないという。「beacon API」を利用することで、商業施設やスーパー・コンビニ等に設置されたビーコンからの信号をキャッチしたユーザーへ、展示作品の紹介や店舗のクーポンなどの情報を配信したり、ユーザーの移動軌跡情報を利用したスタンプラリー、O2Oアプリの開発が可能になります。

iBeaconは、Bluetooth Low Energyを利用した位置情報サービスを拡張する技術。これまでiBeaconを利用するには、Objective-C、Javaなどのネイティブ向けのプログラミング言語で開発する必要があったが、今回「beacon API」が提供されたことにより、HTML、JavaScript、CSSというWeb技術のみでiBeaconを利用できるようになった。Androidにおいては、アビダルマより「Beacon SDK for Android」の提供を受け、iOSと同様にiBeaconの機能が利用可能となっている。

「beacon API」の利用にあたっては、各企業の提供するビーコンを入手し、「アプリカン」のコンテンツ管理画面からiBeaconの利用有無を選択することで「beacon API」が利用できるようになる。
※「アプリカン」の「beacon API」で検証済みのビーコンは、「アプリカン」サイト(http://www.applican.com/index.html)内を参照

「アプリカン」で作成したアプリケーションには広告が表示されるが、全て無料で利用することができる。また、広告が表示されないアドバンスプラン10万円(アプリ1本あたりの料金)のプランも用意している。