スクエニHD、第3四半期は営業益89.6%増、四半期純利益110.8%増に…デジタルエンタテインメント事業が売上高33.4%増、営業益107.6%増と好調
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、2月4日、2015年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結業績を発表、売上高1188億7400万円(前年同期比16.0%増)、営業利益は148億1400万円(同89.6%増)、経常利益165億4300万円(同65.6%増)となった。なお、四半期純利益は、固定資産売却益13億9400万円と、固定資産売却損7億800万円を特別損益として計上した影響で、109億1600万円(同110.8%増)となっている。
各セグメント別の状況は以下の通り。
○デジタルエンタテインメント事業
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいて、ブラウザゲーム『戦国IXA(イクサ)』やスマートフォン向けゲーム『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』が引き続き好調に推移したほか、今期よりサービスを開始したスマートフォン向けゲーム『スクールガールストライカーズ』『ファイナルファンタジー レコードキーパー』『乖離性ミリオンアーサー』なども好調に推移。また、家庭用ゲーム機向けタイトルにおいて、『キングダムハーツ -HD 2.5 リミックス-』など新作タイトルの販売が増加したことや、昨年度発売したタイトルのリピート販売が好調であったことに加え、多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーXIV』及び『ドラゴンクエストX』の運営が好調に推移した。その結果、売上高は754億5600万円(前年同期比33.4%増)、営業利益は141億500万円(同107.6%増)となった。
○アミューズメント事業
アミューズメント機器の販売が減少したほか、アミューズメント施設運営において消費税率の引き上げによる影響があったが、効率的な店舗運営に努め、業績は堅調に推移。売上高312億4600万円(同13.6%減)となり、営業利益は32億5000万円(同25.9%減)となった。
○出版事業
アニメ化などメディアミックスの効果により、コミックスの売上が順調に推移した。売上高は92億5200万円(同22.6%増)となり、営業利益は26億7800万円(同60.8%増)となった。
○ライツ・プロパティ等事業
自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラック等の販売・許諾を行うとともに、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化による品揃えの強化や海外展開による収益機会の多様化に努めた。その結果、売上高は31億2000万円(同16.3%増)、営業利益は10億5800万円(同64.8%増)となった。
なお、2015年3月期の予想については、11月6日の修正予想から変更なく、売上高が1500~1600億円に、営業利益は110~160億円、経常利益は110~160億円、最終利益は70~105億円とそれぞれ幅を持たせた予想となっている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684