アクセルマーク、第1四半期は修正予想通り12.2%減収、赤字転落に…第2四半期も売上高9.35億円、営業損失0.37億円と1Q同様の赤字見通し

アクセルマーク<3624>は、2月5日、2015年9月期の第1四半期(10~12月)連結決算を発表、売上高7億6100万円(前年同期比12.2%減)、営業損益3000万円の赤字(前年同期2700万円の黒字)、経常損益3300万円の赤字(同2600万円の黒字)、四半期純損益5100万円の赤字(同1800万円の黒字)と1月28日に発表した修正予想(関連記事)通りでの着地となった。
 

モバイルゲーム事業は、「Mobage」などで提供しているブラウザゲーム『天空のレギオン』など既存タイトルの売上は安定的に推移。また、ネイティブアプリ『反逆のシエルアーク』も売上は堅調に推移した。一方、スマートフォンを対象とした新規ゲームタイトルへの投資を拡大しており、人員の配置転換や不採算タイトルからの撤退により人的リソースをネイティブアプリの開発に集中させた。第1四半期期間においては、開発が進捗し2タイトル(「大乱闘!!ドラゴンパレード」及び「ソウル オブ クリスタル」)で事前登録を開始した。その結果、同セグメントの売上高は3億4197万円(前年同期比29.7%減)、セグメント損益は252万円の赤字(前年同期5437万円の黒字)となった。

広告事業は、主力のスマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」の収益性を重視し、利益率の改善に注力した。その結果、セグメント売上高3億1026万円(同27.7%増)、セグメント利益1934万円(同10.0%増)となった。

コンテンツ事業は、スマートフォン向けコミック時間読みサービス「コミックルーム」の立ち上げに注力。2014年11月に大幅なバージョンアップを行い視認性と操作性の向上、配信作品数の拡大、効果的なプロモーション施策の導入を行い、売上拡大に努めた。その一方、フィーチャーフォン向けサービスの売り上げは引き続き減少し、セグメント売上高1億881万円(同22.1%減)、セグメント利益243万円(同78.3%減)となった。

なお、新たに発表された2015年9月期の第2四半期予想については、連結売上高16億9600万円(前年同期比0.9%減)、営業損益6700万円の赤字、経常損益7100万円の赤字、四半期純損益9100万円の赤字の見込み。この予想値と第1四半期実績から算出した第2四半期期間(1~3月)の業績予想は売上高9億3500万円、営業損益3700万円の赤字、経常損益3800万円の赤字、四半期純損益4000万円の赤字ということになる。
 
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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