【ゲーム株概況(2/9)】新作『アストラルゲイザー』材料にオルトプラスがS高 12日に決算発表予定のカヤックも大幅高
2月9日の東京株式市場では、日経平均株価は続伸し、前日比63.43円高の1万7711.93円で取引を終えた。前週末に発表された1月の米雇用統計により、米景気への強気な見通しが広がったことで、為替が一時1ドル=119円台まで円安に振れたことで、朝方から買いが先行した。ただ、そこから先に買い進むには判断材料に欠ける面もあり、次第にダレた。
そうした中で、ゲーム関連株の動きを見てみると、オルトプラス<3672>が朝方から買い気配に張り付くなど、買いを集めた。前週末に新作『アストラルゲイザー』の事前登録開始を発表(関連記事)したことが材料視されたようだ。また、アエリア<3758>もストップ高した。アエリアは、このところの海外展開材料に加え、『アストラルゲイザー』の開発を子会社のガマニアが担当していることや、新作『守護騎士 ~Palladium Knights~』のiOS版の事前登録を開始(関連記事)したことも新たな材料として意識されているもよう。
ほか、カヤック<3904>が大幅高して、3日に付けた上場来高値2080円を大きく更新した。カヤックは12日に上場して初めてとなる2014年12月期の決算発表を控えており、期待感が高まっているようだ。決算がらみでは、6日に第3四半期決算を発表(関連記事)したほか、韓国子会社の株式譲渡も発表したクルーズ<2138>も高い。
半面、決算内容は良好で、2015年3月期予想の上方修正も発表したミクシィ<2121>だが、4000円割れとなった1月後半から決算期待で700円台まで戻していた経緯もあり、材料出尽くしの売りに押される形となった。
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そのほかでは、ガーラ<4777>や日本一ソフトウェア<3851>の下げがきつい。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社アエリア
- 設立
- 2002年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3758
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672