ネクソン<3659>は、2月12日、2014年12月期の連結決算(IFRS)を発表、売上収益1729億3000万円(前々期比11.3%増)、営業利益455億900万円(同10.2%減)、税引前利益526億7100万円(同8.3%増)、当期純利益(親会社の所有者に帰属する当期利益)は293億1600万円(同2.7%減)となった。
セグメント別の状況は以下の通り。
■日本
PCオンラインゲーム及びモバイルゲームともに減収となり、売上収益299億4700万円(同17.7%減)、セグメント損益12億7500万円の赤字(前々期実績36億8900万円の黒字)となった。
■韓国
『EA SPORTSTM FIFA Online 3』及び『EA SPORTS FIFA Online 3 M』がFIFAワールドカップ開催に合わせたイベントなどにより、ユーザー数を拡大。『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)、『メイプルストーリー』(Maple Story)、『マビノギ英雄伝』(MabinogiHeroes)などの既存PCオンラインゲームが好調に推移したほか、『Legion of Heroes』『Legion of Heroes for Kakao』『三剣豪』などモバイルゲームも好調だった。さらに円安による恩恵もあり、売上収益1308億9300万円(前々期比23.0%増)、セグメント利益618億8300万円(同9.9%増)となった。
■中国
既存のPCオンラインゲームに係るコンサルティング収入が減少し、売上収益43億1300万円(同9.8%減)、セグメント利益25億6100万円(同15.4%減)となった。
■北米
配信中のゲームタイトルは、ゲームの運用及びマーケティングの改善により一部のタイトルについては第3四半期以降、対前年同期比で売上収益が増収に転換。一方で、その他のタイトルが減収となり、売上収益55億2200万円(前々期比微増)、セグメント損益27億4600万円の赤字(前々期実績14億600万円の赤字)となった。
また、第4四半期期間(10~12月)の業績を見ると、売上収益は予想レンジの範囲内となったものの、営業損益は7億4800万円の赤字、税引前利益は38億5200万円、四半期純損益(親会社の所有者に帰属する四半期損益)は44億9800万円の赤字といずれもレンジを下回って着地している。
なお、同社は2015年第1四半期(1~3月)の連結業績予想を発表。売上収益442億5900万円~477億2800万円(前年同期比6.8%減~0.5%増)、営業利益147億1500万円~181億3800万円(同30.5%減~14.3%減)、税引前利益154億9200万円~189億1700万円(同28.8%減~13.1%減)、四半期純利益(親会社の所有者に帰属する四半期利益)127億9300万円~156億6900万円(同20.8%減~2.9%減)と幅を持たせた予想を開示している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659