【ゲーム株概況(2/12)】『18』の事前登録者5万人突破でモブキャストがS高 日本ファルコムは決算発表受け後場急騰
2月12日の東京株式市場では、日経平均株価は急反発し、前日比327.04円高の1万7979.72円で取引を終えた。為替が1ドル=120円台まで円安に振れたことで、輸出関連株を中心に買われる展開となった。
そうした中で、ゲーム関連株の動きを見てみると、モブキャスト<3664>がストップ高して1000円大台を回復した。新作アプリ『【18】 キミト ツナガル パズル』の事前登録者数がわずか24時間で5万人突破したこと(関連記事)が材料視されたようだ。なお、同社は引け後に2014年12月期の決算を発表、前期は1Qから4Qまですべての四半期で黒字化を実現している(関連記事)。
同じく引け後に決算発表を控えていた銘柄ではガーラ<4777>も大幅高。ただ、こちらは発表された決算の内容を見ると、明日以降に反動の動きが出てくる可能性もありそうだ。
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決算発表組では、日本ファルコム<3723>も後場急騰し、ストップ高した。第1四半期の好調に加えて、中国モバイルアプリ市場への展開踏まえて第2四半期予想の上方修正も実施したことがポジティブサプライズとなっている。
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ほか、ケイブ<3760>やドリコム<3793>が買われたが、ドリコムは前場引け後に発表されたバンダイナムコHD<7832>の決算で、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』と『ONE PIECE トレジャークルーズ』の好調があらためて確認されたことも株価に影響したと思われる。
半面、アエリア<3758>の下げがきつく、決算発表への警戒感からカヤック<3904>も売られた。ミクシィ<2121>は三菱UFJモルガン証券の投資判断格下げがネガティブ材料になったようだ。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664
会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋/代表取締役副社長兼管理部長 猿橋 健蔵
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高25億2400万円、営業利益12億4000万円、経常利益12億4400万円、最終利益8億5200万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723