【ゲーム株概況(2/13)】カヤックが異彩を放つストップ高…今期予想を材料に成長期待高まる アクロディアは海外配信材料に後場一段高
2月13日の東京株式市場では、日経平均株価は反落し、66.36円安の1万7913.36円で取引を終えた。為替が1ドル=118円台と前日の120円台から円高に振れたこと、前日に一時1万8000円台に乗せるところまで買われたことなどを背景に朝方から利益確定の売りが優勢となった。週明け16日の米国市場がワシントン誕生日で休場となることも重しとなっている。
そうした中で、ゲーム関連株の動きを見てみると、全般に軟調な銘柄が目立つ中、カヤック<3904>がストップ高するなど異彩を放った。同社は2014年12月期は増収減益となったものの、今期見通しを売上高27%増、営業益86%増、経常益2.0倍としたことで、あらためてその成長性に期待が集まっている。
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また、アクロディア<3823>が後場に入って一段高した。同社は、美少女育成ソーシャル野球ゲーム『野球しようよ♪ガールズスタジアム』を台湾向けにGoogle Playで配信開始したと発表(関連記事)したことが材料視されたようだ。
ほか、日本ファルコム<3723>も前日に続いて好決算を材料に買われ、セガサミーHD<6460>は決算はさえなかったものの、グループの再編を市場から評価される形で買われた。
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半面、KLab<3656>は、大幅黒字転換に成功するも第4四半期が予想より下ブレたことなどを背景に急反落。オルトプラス<3672>は『アストラルゲイザー』を材料に大きく買われた反動から売られている。
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■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904
会社情報
- 会社名
- THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
- 設立
- 2004年7月
- 代表者
- 代表取締役会長 田邊 勝己/代表取締役社長 篠原 洋
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高9億0100万円、営業損失5億1400万円、経常損失4億0500万円、最終損失5億8100万円(2021年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3823