ネプロジャパン、トライエースの子会社化を発表…傘下のモバイル＆ゲームスタジオとのシナジー発揮を目指す

トライエースは、1995年3月の会社設立以来、あらゆる分野やプラットフォームに対応するゲーム開発会社として豊富な実績を有し、特にコンシューマー向けRPGとして、『スターオーシャン』シリーズや『ヴァルキリープロファイル』シリーズなど数多くのヒットタイトルを手掛けている。

また、開発会社でありながら、ゲームファンからの認知度も高く、特にそのRPGの企画・制作能力は日本でも有数であると評価されている。さらに、近年では、市場拡大するスマホゲームの制作にも積極的に取り組んでおり、2月4日にコナミデジタルエンタテインメントがリリースした『クロノスリング』の制作も手掛けている。

一方、ネプロジャパンは、ドコモショップ運営に関連する事業を売却（関連記事）し、現在、モバイルゲーム事業および人材コンサルティング事業の強化・拡大に注力しており、現在、傘下のモバイル＆ゲームスタジオとトライエースの両社が協力することでシナジーを発揮できるという判断から今回の子会社化に至っている。

なお、子会社化後は、両社で包括的な業務提携を実施し、ミドルリスク・ミドルリターンといわれるレベニューシェア案件への取組みや、トライエースが自社開発した統合型開発環境ソフトのモバイル社内での利用検討、両社の開発ラインの状況把握による相互外部委託などを進めていく方針だ。