MTI、東証1部もしくは2部に市場変更…公募増資などで最大43億円の資金調達を実施

モバイルコンテンツプロバイダーのエムティーアイ(MTI)<9438>は、この日(3月3日)、東京証券取引所からの承認により、東証ジャスダック(スタンダード)から東証1部もしくは2部に市場変更を行うと発表した。これに伴い、250万株の公募増資、9万1000株の売出、38万8600株のオーバーアロットメントによる売出を行う。主幹事は、大和証券。

今回の増資に伴い、手取概算額の上限は約43億円となる見込み。調達した資金の用途については、2016年9月末までに29億2100万円をソフトウェアなどのシステム開発や、システムなどの開発および設備など係る設備投資資金に、2015年9月末までに9億円をコンテンツ配信事業による有料会員の獲得のための広告宣伝費、残額を2016年9月末までに長期借入金の返済資金の一部に充当する、と説明している。
 
【主な設備計画】

同社では、中長期的な取り組みとしてヘルスケアサービスの事業領域拡大に注力しており、既存の顧客基盤を活かしながら、「女性向け健康情報サービス」、「医師等と連携 した医療情報サービス」、「遺伝子解析サービス」、「機器連携サービス」の4つの軸で推進しているという。

なお、第2四半期末の配当予想を10円から12円に引き上げた。普通配当10円に加え、市場1部もしくは2部への市場変更を記念した記念配当2円を実施するとのこと。
株式会社エムティーアイ(MTI)
http://www.mti.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エムティーアイ(MTI)
設立
1996年8月
代表者
代表取締役社長 前多 俊宏
決算期
9月
上場区分
東証プライム
証券コード
9438
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