【ゲーム株概況(3/20)】『FF XI』関連の発表受けクルーズとネクソンが高い バンダイナムコは3月期末の接近も意識か
3月20日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比83.66円高の1万9560.22円と1万9500円台を回復して取引を終えた。1万9500円台は2000年4月以来の株価水準となる。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>と任天堂<7974>はさすがに利益確定売りに押されたものの、今度はスクウェア・エニックスのスマートフォン向け本格オンラインRPG『ファイナルファンタジーXI』発表を材料に関連銘柄が活況を呈した。スマートフォン向け本格オンラインRPG『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』の開発を担当するクルーズ<2138>が大幅高し、ネイティブアプリプロジェクトでパートナーとなるネクソン<3659>も高い。なお、スクウェア・エニックスHD<9684>も終日プラス圏での推移となった。
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また、大手ゲーム株ではバンダイナムコHD<7832>も高い。バンダイナムコは3月期末の接近で、「妖怪ウォッチ」などによる業績の好調さがあらためて意識されている側面もあるようだ。
ほか、モブキャスト<3664>、アエリア<3758>、カヤック<3904>なども高い。
半面、シリコンスタジオ<3907>が引き続き利益確定売りに押されたほか、前日に韓国子会社で横領があった可能性を発表(関連記事)したgumi<3903>は終日軟調な推移となった。
なお、朝方はチケットフリマサービス「チケットキャンプ」を運営するフンザ社の買収を材料に買われたミクシィ<2121>は、後場に入って値を消し、結局“往って来い”となった。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832